リノベ技術に見る、空間活用の極意 | SP館のブログ 空間づくりのおてつだい

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最近、雑誌やテレビなんかでリノベ特集をよく見ます。

居抜き物件を購入して、自分で改造する奥様なんかを見てると、
本当に発想次第だな~って思います。

通常の店舗やオフィスなんかで応用できそうなもののメモとして

まずは、デッドスペースの活用法。
世の奥様やDIYダンナ様なんかはとにかくデッドスペースを作りません。
これでもかってくらいに収納にします。
これはよくよく見てみると、空間の裏と表が存在するところにデッドスペースができてるってことからスタートします。
つまり、何か表に向かって出来てしまったら、その分裏側に余分なスペースができてしまったということ。なので、裏に回りこめる動線があればここを有効活用できるってことです。
箱物なら、その内部ってのは裏の空間ってわけです。

もう一つは、空間を広く見せる技術。
これは店舗なんかでも使えそうなテクニックが目白押しです。

たとえば「鏡」を使う技法。
ただ、人間の視線で鏡があると、視線が気になるので、天井に近い位置、日本家屋で言うと欄間があるくらいの高さにつけるってもの。
空間に奥行きが出て部屋が広く見えるってことです。

また同じように壁面などをくりぬいたりして、
目線を遮らないようにすること。
構造上でなかなか出来ないこともあるようですが、リノベーションOKの物件なんかでは割りとセオリーとして使われてる技法のようです。

あとは割りと一般的にもやりますが、棚やテーブルなどをキャスター付きで移動できるようにして、シチュエーションに合わせて動線を変えられるようにすること。
ホームパーティなんかの想定で、普段はキッチンシェルフのものが、ダイニングテーブルと高さを合わせてあり合体なんてものも発想次第では作れたりします。
こんなのはまんま飲食店なんかにあってもよさそうな感じです。


素人だからと侮るなかれ。
プロもうならすテクニックは勉強になります。


参考になりましたら幸いです。
いろいろなサイン・ディスプレイ扱ってます。