むずかしい定義は置いといて、
現代社会において、デザインの目的として「効率化」ということがあらかた解決し、
「心地よさ」という点がよりフォーカスされてるということ。
この心地よさの尺度として「心地原則」って概念があり、
デザインという観点でなくても、人間なら誰しも持ってる感覚だそうです。
「住めば都」ということばもありますが、どれだけ狭いところに住んでいたとしても、
そこを工夫して快適に過ごしやすくしようということ。
山に登って、弁当を食べようって時に、適当な切り株を見つけて、それをイスにしたり、
テーブルにしたりすること。
このようなことは「心地原則」に基づき、居心地をコントロールしていることです。
モノの価値が薄れてきたこんな時代だからこそ、こういった心の感覚ってのは結構大事な気がします。
モノのデザインって、そもそも最初のスタートはこういった感覚からだったことも想像できます。
切り株だと移動できないんで、「イス」ができたと思いますし、
雨風を防ぐために使ってた洞窟だと、その場所に依存するんで、「家」が出来たってことです。
当たり前にモノが存在する時代に生まれ、それに囲まれて育ってきた我々には、
このような「心地原則」を意識する感覚が鈍っているようにも思います。
今一度、周りのものでやれる「工夫」に目を向けて見る事。
大事なことかもしれません。
参考になりましたら幸いです。
他にもいろいろなサイン・ディスプレイ扱ってます。