○○館、地方の公共機関のこれから | SP館のブログ 空間づくりのおてつだい

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図書館、博物館、体育館など。
ある一定の地方公共体だとワンセット以上はあるイメージでしょうか。
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大きな都市になると、その中のさらに細分化した自治体ごとにあったりもします。

今後、人口動態などの社会構造が変化してく上で、このような組織はどのような性格を持っていくんでしょうか?


■今までのこういった施設の機能

私も中学生のころ、地元の体育館なんかは部活の大会などで使っていました。
特にこれからの夏休みに入りたての時期は、フル稼働で使用されてますね。
この施設の歴史を紐解いてみると、昭和60年、1985年に開設していました。
30年近くたってるんですね。
最近は訪れてませんが、家族はまだ現役で利用しています。

私らより少し上の団塊ジュニアの世代の方々。
その方たちが育ち盛りの70年代~80年代に作られた、このような施設は全国にたくさんあるとのこと。
それぞれ築30~40年たっているため、今まさに建て替え需要の真っ只中と言えます。
今ほど娯楽の無い時代。このような体育館をはじめ、図書館や科学館、博物館なんかは子どもたちにとってかっこうの遊び場でした。
子どもが少なくなってきたことと、娯楽の多様化によって、その目的をひっそりと終わらせようとしてる施設が多いのも事実です。


■これからの公共期間の歩む道

全国的に有名なのだと佐賀県の武雄市の図書館
TSUTAYAが運営を手がけ、スターバックスが併設されてたりと、普通の商業施設ばりの機能をそなえています。
全国的にもケーススタディとして視察の希望があったりと、自治体として注目を集めることにも一役買ってます。

ひとつの流れとして、民と官の合体。
これは今に始まったことではないですが、地方というコミュニティに暮らす生活者という「顧客」がすでにいるわけですから、民のノウハウひとつで質の高いビジネスになり、生活者もクオリティが高いサービスを受けられるという良い循環が生まれると思います。
実際に民間の会社でバリバリ働いてた優秀な人材が地方に飛んでいったり、中央集権的な自治体のシステムを壊して面白いサービスをする施設が増えてきてます。

ちなみに冒頭のわが町の体育館も、運営は民間の会社が行っています。
やはり、自治体だけの範疇だと、あくまで「自治体の体育館」という枠からはみ出ることができないので、こうやって民間の血をいれることにより、より開かれた組織運営が可能としてるんですね。その影響か、建て替えも検討されてるそう。生き残る側の施設になる努力をしてます。


数としては確かにこれからはあまってくるでしょう。
小さいころにお世話になったそんな施設たちが、無くなるのはさみしいものですね。

参考になりましたら幸いです。

他にもいろいろなサイン・ディスプレイ扱ってます。