AR 拡張現実の世界~未来はもうすぐそこまで | SP館のブログ 空間づくりのおてつだい

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ARって言葉ご存知ですか?

拡張現実って意味なんですけど、現実世界を何かの端末を通して見た時に、デジタル情報を重ねあわせる技術です。

少し前まで日経新聞でこのARの技術を活かした記事が掲載されており、私も個人的に試してみました。
Aurasmaってアプリを使って記事のコードを読むんですが、スマホの画面上に動画や立体的な映像が流れる仕組みです。
個人的な感想としては、やはり新聞などの媒体の場合は、流し読みが基本のため、いちいちアプリは立ち上げないですね。そこまでして深読みしたい記事がありスマホが手元にあるなら、ネットで改めてページを立ち上げるのが早い気がしました。日経新聞も新しい技術の紹介というスタンスだったのが分かりやすくすぐに無くなりました。


では、実際にこの技術の行き着く先は?


ウェアラブル端末が話題ですが、グーグルグラスのようなメガネ型のデバイスが普及すれば、良質なサービスが出てくる可能性はあるかなと。私の世代でいくとドラゴンボールのスカウターですね。

スポーツ観戦なんかは需要があるかも。
ソチオリンピック、フィギィアスケート感動しましたけど、ジャンプの解説なんか補助映像ついたり、選手目線のカメラアングルなんてのも技術的には可能になってきてますね。臨場感は半端ないと思います。



逆に商業的に使うにはまだまだ課題が多い気がします。

わたし達が取り扱ってるサイン・ディスプレイはじめ広告といわれるものの情報ですでに街中はあふれかえっています。
その中に拡張現実で情報をさらに重ねてもゴチャゴチャになり、ユーザーにとっては混乱するだけ。まずは既存の情報の整備とルール化が前提となります。ピクトサインのようなものかなぁ?デザインはこれから生まれてくるでしょうね。

実際ににスマホ誕生期にこのようなサービスはいくつか生まれましたが、今現在はなくなったのがほとんどです。
上記の情報の氾濫に加えてもうひとつの広がらない理由として、生活として使う必要がなければ人は利用としないということ。仮想空間は仮想空間。
人間として必要性がなければ毎日使わないということです。
じゃあ、どうやったら使われるサービスが作れるのかって考えた人はもちろんいました。
リアルにつなげるサービス。これが大事とのこと。SNSもそうですが、フェイスブックなどが普及した要因は実名登録に裏打ちされたリアルなつながりがあったから。企業ページなどを作って誘導することにより、人々の生活の一部となることができたということが広まったひとつの理由であるとのことです。

他の視点として、災害などの緊急時の活用。実際に企業としてこの分野に取り組んでるところも実際あるそうです。スマホでハザードマップをもとに避難誘導。いざという時は直感的なモノをもとにしか人間は動けないということは、先の震災を含めて実感していることです。国レベルでのこのあたりの整備が進めば、危機管理の面に関してはかなりの高レベルになるはずです。
外国人向けに東京オリンピックまでには整備されるでしょうね。



その他工場のマニュアル医療現場でのデータ管理など。人間の能力的にミスやパフォーマンスダウンをしやすい段階を補助するツールとしては効率的に活用できそうですね。




少し前までは未来だと思ってた技術も現実的に可能になっています。

これから5年10年。どういう世の中になってるのかな?

楽しみです。