そうじ 整理整頓 ステキな空間づくり 店づくり オフィスづくり 街づくり | SP館のブログ 空間づくりのおてつだい

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みなさん、そうじは好きですか?

はい。そうですね。好きですよね。

かくいうわたしも、大好きです。


…好きになりました。

昔は全然できませんでした。。。


会社に入ってが一番大きいですね。
とにかくそうじをする会社でした。
入社して最初が、機械が置いてある「試作室」のそうじ。
小さいホウキとちりとりでまず機械を綺麗にするんですが、見たことないシルバーの削り節みたいなヤツで服が破れたり、掃除機で吸って、なんか臭いと思ったら、塗料の乾ききってない材料の破片吸ってたりと、ドラマチックな体験ができました。

この時に感じたことは、当たり前なんですけど、キレイになるとうれしいんですよね。さらに、
「お、キレイじゃん」と先輩ほめる。
「よし、もっとキレイにして、使いやすくしちゃったりしよー 」と調子にのる
仕事の原点な気がします。



◼︎15分そうじ

先日初めてこの「15分そうじ」ということばを知りました。
Google検索すると、AMAZONの書籍紹介と一緒にアレンジも含めいろいろ出てきます。

要は、毎日決められた時間帯に
過不足なく15分だけそうじしなさいってことです。
ていうか、お店や会社勤めの方はわりと当たり前、むしろもっとやってるとこもありますよね。
ただ、もとは専業主婦むけの考えなんですが、食器洗い、風呂洗い、トイレ、洗濯などの毎日必ず汚れるものをキレイにする時間はのぞくって制約があります。

例えば、飲食店さんなら、厨房のそうじ、美容院さんなら床のそうじなんかは、もう業務なんですよね。それは15分から除きます。別の時間に行います。

わたしも机まわりは業務の流れで、終了時に何もないようにします。

そうしたなか、毎日15分そうじを始めてみる。
まず、見た目汚れてるなぁってとこからスタートになりますね。ゴシゴシ磨いて、掃除機で吸って。
教えてもらったんですが、雑巾などの「ふく」系と掃除機などの「吸う」系はセットでやった方が効率的。かならずふけば落ちるし、吸えば舞うんで。一緒に持ってやりましょう。

15分たったら途中でも終了。
ここがポイント、それ以上やると、もうキレイだから次の日やらなくていいかという心理になるそうです。

そしてまた、次の日15分、次の日15分、次の日15分。
やってくと、最初に着手したところは2分くらいで、ピカピカになります。そして、次の日気になってやり始めたところも5分くらいでキレイになります。まだ10分あるんで、みんなが使ってるあの棚ちょっと気になるなー、となってきます。

この「気になる」がズバリ そうじから生まれる大切な気持ちです。
働く仲間が気になる。
来ていただくお客様が気になる。

この気になる空間はどんどん大きくなります。



◼︎整理整頓

当社は工場もあり、いわゆる5S活動というのも行っております。

整理 整頓 清潔 清掃 しつけ

清潔清掃は文字とおりそうじであり、
しつけは習慣化すること、15分そうじみたいな取り組みですね。

最初の整理 整頓
一緒になって出てきますけど、微妙に違います。

整理・・必要なものと不要なものを区別し、不要なものを捨てる。
整頓・・必要な道具や資料を必要な時にすぐ出せるように、配置、収納する。

そうじで、気になるとこが増えると、まずはどういう状態か見てみます。
いつか使うと思ってとってたモノ。
とりあえずつっこんだモノ。
なんであるかわからないモノ。
結構ありますね…。

そこで分けてみる。シビアに分けてみる。
とっておくか、捨てるか
これが整理。


晴れて戦力外通告を受けなかった一軍選手たちも、さらにフィルターにかけられます。
レジでしか使わないものが、棚の一番上にあるのか。
一年に一回しか見ない資料がダンボールに入ってエントランスにあるのか。
誰も使わないゴミ箱がここにあるのか。

最初は意味があるんですよね。そこにある意味が。ただ、日々の業務が進化して変化したからこそ、モノの永久置き場なんてものはなくなり、適材適所を求め続けるんですね。
これが整頓。




◼︎ステキな空間づくり、店づくり、オフィスづくり 街づくり

そうじを10年続ければ、やる前よりは気になる人間になって、プライベートもマシになります。わたしも今は個人の部屋も見れるようにはなってます。(見せませんが)

アートディレクターの佐藤可士和さんの著書『佐藤可士和の超整理術』の中で彼は
パソコンの中のデスクトップに並ぶ、ファイルやフォルダの整然とした並びに美意識を感じるとして、現実世界の資料はじめ、防災備品までも、全部同じ箱(フォルダ)の中に整理整頓してしまい、それを整然と並べる棚を別注でつくるくらいこだわったそうです。
コレは彼の仕事に対してのこだわりの表現であり、強烈な個性です。

そうじや整理整頓も、これまでかってな具合に徹底的にやってみると、自分たちの仕事の強みが見えてきます。大事にすべきものだけが残って、モチベーションが高まる空間になってきます。

そういう空間では、働く人たちも、お越しくださるお客様も、気持ちがいい時間が過ごせるにちがいありません。
そんな店、オフィスがいっぱいある街は、楽しい街にちがいありません。


ご参考になりましたら幸いです。