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そよかぜカービング日記

愛媛県でスノーボードやってます。

 

19-20シーズンインは12月10日に久万スキーランド。

でもその前に、チューンに出して保管していた板の

ワックスがけでございます。

 

必要とする道具はワックス、ワキシングペーパー、

キッチンペーパーに専用のアイロンとなっており

ワックスはなんとなくドミネーターを使ってます。

 

一応、他にもブラシとか持ってるし

ワックス→ブラシの丁寧仕上げとかもやってましたが

除けたワックスの粉の掃除がものすごく面倒なので、

今はブラシがけはやってません。

 

僕の環境だとベースワックスべったり塗っぱなしの

かんたん仕上げだけで、丁寧仕上げと遜色なしだしw

 

ただしワックス塗っぱなしはビジュアル的によろしくないので

余分なやつはキッチンペーパーでアイロンがけして、取り去るようにしています。

 

 

 

ワックスは板の前半に、たっぷりポタポタ落として

アイロンとワキシングペーパーで

汚れを浮かしながら、板の後半まで伸ばします。

 

それを2・3回繰り返したところで、キッチンペーパーで

アイロンがけして余分なワックスを除去。

気が向いたら滑走ワックスも同様の手順で塗ります。

 

 

 

そのあと布でしっかり拭けば、ブラシがわりになり、

滑走面はバッチリ満足できるぐらいキレイになってます。

コンマ一秒を争うレースとかするんでなければ、これで充分っしょ?

岐阜で滑り込んだのもあり、2月に入ると

僕が理想とする、ヒール側でも低い姿勢になって

ハンドスライドしながらのカービングが出来るようになってきました。

 

それもこれも、最初のころは不思議だった

「どうしてそうできるか?」の理屈がわかってきたからです。

 

まず、トゥでもヒールでも一番大切なのは前足。

この前足さえ突っ張れば、板をしっかり立てても大丈夫。

感覚的には突っ張るというより膝を伸ばすという感じでしょうか。

 

トゥ側は、前足を伸ばして体を開きすぎないように

低くなれば自然と良いターンになる感じですが、ヒール側は

ビンディングの取り付け向きの関係でそうはいきません。

 

ヒールで低くなるには膝を

前足はしっかり伸ばし、後ろ足は曲げた状態にすること。

 

そうなるにはターンに入る前に、上半身を

フォールラインへしっかり向けとかなければなりません。

つまり、めっちゃ体を開いた状態にするのです。

 

しかもターンに入ってから体を開くのではなく

トゥ側のターンの終わりには既にやっておきます。

 

板の反発で飛び上がりそうになりながらも

頑張って、目一杯に体を開くのです。

 

予備動作ってやつでしょうかね。

それをやっておいて前足を伸ばしながら板にパワーをかけて

低くなってターンすれば、がっつりハンドスライドします。

 

ただ、ヒール側で低くなるには、かなり意識して体を落とさないといけません。

体を横ではなく、真下に落とす感じで、しっかりリーンアウトするべきです。

 

カービングで上半身を開くか閉じるか、正解は無く、人の好き好きですが

板を立ててハンドスライドしたい僕的には開きます。開かなければなりません。

 

普通の立ったままのカービングターンのときは閉じてても問題ないですが

板を立てていくターンで、体を閉じて低くなると、体育座りのような状態になり

後ろにひっくり返るような姿勢になってしまいます。

そしてハンドスライドの手も、板の付近で指先が触れているだけみたいになりがち。

 

逆に上半身をしっかり開いておけば、しっかり手を伸ばした

見た目の良いハンドスライドができるし、手が支えになって安定感が増します。

 

その体を手で支えるってのも、邪道かどうか、やはり人の好き好きですが

せっかくだから使えるものは使った方がいいじゃないですか。

 

それから、カービングするなら、ある程度スピードを乗せて滑ることも大切。

全然速度がない状態でしっかり板を立てると不安定。

 

バイクや自転車で極極低速で走ってるときは、ブレーキもコーナリングも出来ない

ヨボヨボな動きになるような事がスノーボードでも当てはまります。

 

めちゃゆっくりでは慣性も荷重もほとんど生まれないので

コントロールの利きにくい状態に陥って当然。

 

逆にスピードを出して滑れば、然るべき荷重が発生し、

板をしならせて性能を発揮できるのです。

スピードと、前足を突っ張ることがグリップ力の要ですね。

 

 

みたいな感じを習得したところで、なんと転勤となりまして

愛媛県から香川県にお引越しとなりました。

まだ2月半ばですが、生活環境の関係で早くもシーズン終了。

 

暖冬でシャバ雪の日が多く、日数的にもたくさんは滑れなかったけど

とても実りのあるシーズンじゃった。

 

 

 

 

久万のコース幅も広がってきたので

昨シーズン末に購入した。

BC‐STREAMのR-2の出番がやってきました。

 

去年のMOSS試乗会でハンマーヘッドのツイスターに乗り、

その良さに惚れ惚れしたのですが、国産なら雰囲気的に

BC‐STREAMがカッコいい気がしてR-2にしました。

 

昨シーズンの終わりに乗った感じでは、

ズラしとカービングの境目がはっきりしていて

ツイスターより乗りにくい印象でした、が

 

今年になって乗ってみると別に全然普通って感じw

ハンマーヘッドだからって特別な印象はありせん。

 

これはたぶん、Helixが似たような乗り味だから

その感覚に慣れてしまってるのでしょう。

 

しかし、やはり、板の形状と、Helixより6cm長い有効エッジで

グリップ力は明らかにしっかりしています。

 

そして、なんだかカッコイイ戦闘機に乗ってるぞ!という

感覚があって、満足感は結構なものです。

これでガンガン攻めた滑りができるよう精進です。