現実を受け入れることができないものが人間 | 幸せのこころとかたち上田祥広のブログ

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人はどうしたら幸せになれるか。なぜ苦しまなければならないのか。お金や地位や名誉をどれだけ手に入れたかを問題にするよりも、自分がどうしたら幸せになれるかを問題にして生きてみませんか。

なぜ不安になるのか?それは自分の思い通りにならない現実がやってきた時に現実を受け入れることができず否定するから。だから、どんなに都合の悪い現実でも、それを否定せずに受け入れることができたならば、不安は起きない。でも、私たちは人生のあらゆる場面で、思い通りにならないことが起きると、無意識のうちに自分の都合の良いように現実を解釈し、今見えている現実を否定する。それによって不安が起きると、その不安を煩悩で誤魔化して見ないようにして我を強くしてゆく。だから、生きれば生きるほど、我が強くなり、不安が溜まってゆく。そして、我が強くなればなるほど、現実を無視する心が強くなり、ますます現実を否定し、不安が溜まってゆく。それでますます我が強くなってゆきます。そして、思い通りにならない現実にぶつかった時、その現実を受け入れることができず、執着を起こし苦しむことになります。苦しみは現実を否定することから生まれる。どんなに都合の悪い現実を受け入れることが出来たならば、苦しむことがないのに、それができないものも、また人間なんですね。