世の中には、幸せになりやすい人となりにくい人がいる。この違いは、自分のそばに甘えることができて、心を支えてくれる人がいるかどうかで決まります。
人間は頭で分かっていても、その通りにできる訳ではありません。だから、頭ではこうしたらいいと分かっていても、感情的になると、悪いと思っても、相手を傷つけるようなことを言ってしまいます。
しかし、相手はそんな時に限って、それが相手の本心だと思って、深く傷つき、心を閉ざします。
だから、最初は仲が良い関係も段々と険悪になってきます。
もし、そんな時に自分の気持ちを受け止めてくれる人がいたならば、どんなに相手が許せないと思っていても、心がスッキリすると、また、相手とやり直してゆこうと思います。
だから、何度か、関係が終わりそうなことがあっても、それを乗り越えて、関係を深めてゆくことができます。
しかし、心を支えてくれる人がいなければ、感情のまま、相手はいない方が楽だと思って、関係を切ってしまいます。
そして、人と一緒にいても、苦しいだけだと思って、一人が楽だと一人でいやうとしまうのです。
幸せとは、許せないことを許すことで生まれる。
だから、関係を何度も修復することで、この世に許せないものはなくなり、楽な心で生きてゆけるようになるのです。
でも、どんなに許したいと思っても、一人では許せない。
だから、傷ついた気持ちを受け止めて、心を支えてくれる人がどうしても必要なのです。
私は思います。人は一人では幸せにはなれない。支えてくれる人が必要なんですね。