幸せに近づくと本当の自分が見える | 幸せのこころとかたち上田祥広のブログ

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人はどうしたら幸せになれるか。なぜ苦しまなければならないのか。お金や地位や名誉をどれだけ手に入れたかを問題にするよりも、自分がどうしたら幸せになれるかを問題にして生きてみませんか。

人はみんな愛されたいという愛欲を持っているから、前向きな自分、元気な自分、どんな問題も乗り越えられる自分でいたいと思うし、そういう自分でなければ愛してもらえないと思っている。

そして、いつの間にか後ろ向きなクヨクヨ僻む自分を否定してしまう。

でも、自分が自分だと思っている前向きな自分こそ、理性によって作られた自分。

だから、本当の自分ではありません。

本当の自分とは、後ろ向きなクヨクヨ僻む自分。それはまだ心が育っていないから、そんな弱い自分になっているのです。

私たちはこの自分を自分の心の中に押し込め、前向きな自分こそ自分なんだと思って生きています。

でも、家族ができて、幸せになろうとすると、この後ろ向きな自分が、私も幸せになりたいと思って顔を覗かせてきます。

そんな時、私たちはその後ろ向きな自分が見えると否定してしまう。こんなのは自分じゃないと思いたいからです。

でも、否定されると心は傷つき、苦しむ。だから、私たちはこんな後ろ向きな自分が見えなければ、苦しむことはなかったと、後ろ向きな自分を見せた縁になった人を否定し、この人と一緒だから苦しむのだと思ってしまう。

人は幸せに近づくと苦しむ。それは自分の中にある本当の自分が見えるからであり、その自分を否定することなく、受け入れなければ、本当の意味で幸せになることはできないのですね。