私たちは自分の問題点とぶつかった時、多くの人は、その問題点から逃げてしまい、自分は自分のままでいいんだと思ってしまう。
なぜ逃げるのかと言えば、問題点と取り組んでも、すぐに解決する訳ではないからです。
私たちはすぐに解決することができない問題と向き合うと、できない自分が見える。
そして、できない自分を受け止めることが嫌で逃げてしまう。
それはできない自分のままでは、ダメなんだと思うからです。
このように思うのは、その人自身が他人を見た時、その人のできない所を批判するから。そして、指摘しても、すぐに変わらないと、心の中で、この人はダメな人間なんだと見捨てているから。
それが自分に跳ね返って、自分もできない所は、すぐに変わらないといけないし、直すことができなければ、ダメなんだと思うからです。
でも、人間はそんなに簡単には変わらない。変わる為には時間がかかります。
だから、どんなにできない人がいても、その人をすぐにダメだと思わず、暖かい目で見て、サポートしてゆく。
そうすることで、自分のできない所も、できないからと言ってダメなんだと思うことなく、こんな自分だけど、時間をかけて変えてゆこうと思えるようになる。
相手に向けた思いは自分にも返ってくる。
相手は自分なんだと思って優しく接してゆくことが大切ですね。