多くの人は悪人を見ると、冷たくしてもいい、無慈悲に接してもいい、責めてもいいと思っています。
でも、悪人を責めると、相手に向けた刃が自分に向き、自分が悪人になった時に責められるように感じます。
だから、無意識のうちに悪人と思われないように、自分の感情を責めて、理性的に振舞おうとします。
こうなると人と一緒にいることが気を使って苦しくなるので一人になろうとする。
結果的に一人で過ごすことが多くなります。
真実から言えば人は寂しがり屋なものです。だから、人と一緒にいたいと思うものです。
でも、人と一緒にいると気を使って疲れるので、寂しいのに、一人になろうとします。
結果、寂しい心を抱えながら生きてゆかなければならなくなるのです。
確かに人と一緒にいたら、気を使います。でも、自分が他人を責めることを止めたならば、他人から責められても、そんなに苦痛ではなくなります。
結果、人と一緒にいても、そんなに気を使わなくなり、苦痛でなくなる。
人を責めることは、自分を孤独にしてしまうのですね。