何も無い時間を穏やかに過ごすことが幸せ | 幸せのこころとかたち上田祥広のブログ

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人はどうしたら幸せになれるか。なぜ苦しまなければならないのか。お金や地位や名誉をどれだけ手に入れたかを問題にするよりも、自分がどうしたら幸せになれるかを問題にして生きてみませんか。

幸せとは何だろう。幸せとは何もない時間を過ごしても不安にならず、穏やかに過ごすことができる状態だと思います。

私たちは空いた時間があると、すぐに何かを詰めて自分を忙しくさせます。

例えば、なんの不自由もなく、生活することができるのに、子育てが一段落して、時間ができると、働きに出ることも、その一つです。

そうやって、お金を稼ぐ為に時間を使うことは有意義な時間の使い方だと思いがちですが、それはただ何もない時間を見たくないので、仕事というやるべき事を入れて、時間を埋めているだけなのです。

結局、私たちは死んで置いてゆくものばかりに多くの時間を過ごしている。

もしただお金を稼ぐことだけで人生が終わってしまうことが知らされて、生きる為に必要な分だけ働くようになったならば、時間が一杯できるようになる。

でも、時間がたくさんできても、思いつくことは、死んですべてを置いてゆく自分にとって意味の無いことばかり。

そうなると、特にやることがなくなってしまうのです。

この何もやることのない時間が、何もない時間。

私たちはこの何もない時間を目の前にすると不安になる。そして、何かを埋めずにはおれなくなる。

でも、この何もない時間を穏やかに過ごすことが幸せ。

そう考えると私たちは心を忙しくさせるばかりで、穏やかに過ごすことのできない存在なんだなと思いました。