罪悪感が生まれるのは、自分の心の中に鬼がいるから。
鬼とは、悪い人ではなくて、悪いことをした人に罰を与えて当然と思う心。
だから、心に鬼がいる人は、まわりで悪いことをした人がいたら、責めて、その人に自分が悪かったと認めさせようとする。
そして、悪かったと認めて、苦しんだら、それでいいんだと安心します。
でも、その刃は他人だけに向くのではない。自分が悪いことをした時には自分に向く。そして、自分を責める。これが罪悪感。
罪悪感で苦しんでいる人は、どれだけ自分を責めても、こんなに苦しんだのだから、もう十分だと自分を許すことはありません。
悪いことをした自分は許してはならないと思って、いつまでも自分を責め続けます。
罪悪感は苦しみを生み出すだけ。悪いことをした人はいつまでも苦しみ続けなければならないと思うのが罪悪感なのです。