親鸞聖人は人間は煩悩の塊だと言われましたが、みんな自分のことを認めて認めてと思っています。
そして、自分のまわりで頑張っている人がいても、その人のことを認めようとはせずに、自分だって、こんなに良いところがあると張り合ってしまいます。
だから、この世は、みんな頑張っているのに、誰も認めてもらえない世界となってしまうのです。
しかも、みんな認めて認めてと思いながら、自分がそんなに煩悩丸出しとは思ってはいません。それでいながら、他人が煩悩丸出しで認めてと迫ってくると、あんなに認めて認めてと迫られても、逆に認めることはできないと思ってしまうのです。
みんな煩悩の塊。そのことを自覚して、みんな認めて欲しいのだから、まず認めてあげようとして初めて、みんなが幸せに生きられる世界が生み出されてゆきます。
幸せは認めることから生まれる。そう信じて生きてゆきたいですね。