私は過去を思い出した時、私の祖母がよく私の為に夏みかんの皮を剥いてくれたことを思い出します。
このように自分の為に時間をかけてくれたことは、心の中に残り、幸せな時間だったなと残るものです。
だからこそ、自分の子供にも、あの時幸せだったなという思い出を少しでも残してあげたいと思います。
それは自分が受けたことは、今度は誰かに対してしてあげたいと思うからです。
人は温かい心をもって時間をかけてあげなければ、幸せにはなれません。
どんなにお金や物や地位や名誉を与えても、人は幸せにはなれないのです。
だからこそ、幸せにする為には誰かから温かいものを受け続けなければなりません。
でも、温かいものを与えてもらうには、温かいものを与えてくれる人がいなければ得られません。
だから、一人でも多くの与える人が現れて欲しいと思うのです。
私のできることは、目の前の人に温かい心で接すること。
それは余りにも僅かな人しか救えません。それでも、人生をかけて与え続けてゆく。そうすることで、今度は受けた人が温かいものを与えるようになる。
その地道な積み重ねが結局は一人でも多くの人を救うことになります。
幸せは与える人がいなければ得られない。
でも、与えることができる人は余りにも少ないと思わずにはおれません。
悲しいことですね。