盗んだものは自分のものにはならない | 幸せのこころとかたち上田祥広のブログ

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人はどうしたら幸せになれるか。なぜ苦しまなければならないのか。お金や地位や名誉をどれだけ手に入れたかを問題にするよりも、自分がどうしたら幸せになれるかを問題にして生きてみませんか。

仏教では、能力もないのに、高い立場につくことを盗みの罪と言います。それはなぜかと言えば、どんなに高い地位についたとしても、それによって得られる筈の自信もなく、何も得られないからです。

仏教では盗んで得たものは自分のものにはならないと教えられます。例えば、お金を盗んだとしたら、そのお金を大事に使うことなく、泡銭のように使って消えてしまうからです。

同じように能力もないのに、立場だけもらうと、得られる筈の自信もない。それでも、自分は価値があると思いたいから、立場のないものを見下し、責めることで自分の立場を守ろうとする。

その結果、罪悪を犯し、ますます不安になってゆくのです。

盗んで得たものでは幸せにはなれない。本当に自信をつけたいならば、時間がかかっても、その立場に相応しい能力を身につけることが大切です。

幸せは棚ぼたでは得られないのですね。