よく宗教と言えば、欲から離れなさいと言われ、欲しいものがあっても、買うことは煩悩だから止めなさいと言われます。
しかし、仏教は欲しいものがあったら迷わず買いなさいと勧められます。
それは実際に手にしなければ、そのものに対するとらわれから離れることができないからです。
だから、欲しいものややりたいことがあったら、それをやってゆき、一つ一つ卒業してゆく。
その結果、現実世界に対するとらわれから離れるのが仏教なのです。
そして、外に向いていた眼を内側に向け、心の問題に気づくこと。それが目的なのです。
やりたいことはやって卒業する。それが仏教なのですね。