本当の幸せになるとは、他人から大事にされることで幸せを感じることから、他人を大事にすることで幸せを感じるようになることです。
私たちはみんな大事にされたいと思っています。大事にされたいと思っているから、価値にとらわれ、価値のあるものを求めています。しかし、どんなに価値のあるものを手に入れても、それで自分が価値のある人間になったと思えません。
だから、他人を見下すことで価値のある人間に立とうとします。でも、それによって価値のある人間に立ったとしても、他人を見下しているので、見下した人から大事にされても幸せを感じません。
だから、もっと他人を見下して価値のある所に立とうとします。そうやってゆくうちに、人は離れ、孤独になる。
結局、大事にされたいと思ったならば、自分が大事に思っている人から大事にされなければ喜べません。
そして、大事に思う為には、大事にしなければなりません。
でも、大事にしたからと言って、大事にされる訳では無い。だから、普通は大事にしても、利用されるだけなら、大事にするのは止めようと思ってしまいます。
だから、幸せになる為には大事にすること自体、喜びに変わらなければなりません。
たとえ大事にしても大事にされることがなかったとしても、大事にすること自体が喜びだから、幸せは変わらない。
このように心が変わったら、変わらない幸せになります。それはみんな大事にされたい人たちばかりだから、大事にしたいと思ったら、いくらでも大事にできる。
幸せはみんなが求めているものを与える人にやってくるものなのですね。