時は流れるように過ぎてゆく。時間があると思って過ごしていたら、何もしないうちに人生は終わってしまいます。
だからと言って、何をしたらいいか?
多くの人は死んで置いてゆくものに人生の多くの時間を費やし、最後、自分の人生何だったのかと思って死んでゆきます。
仏教では世界に二つあり、現実世界と言われる諸行と心の世界と言われる諸法が教えられています。
私たちはいつも諸行のことを問題にして生きていますが、諸行は無常であり、死んでゆく時には持ってはゆけません。だから、諸行の為にかけた時間は最後無駄になってしまうのです。
じゃあ、人生何にかけたらいいかと言えば諸法の為にかけてゆくことが大切です。
それは死んで残るものが諸法であり、今心で思い続けているものが、未来の心の世界を生み出すからです。
だから、悔いのない人生にしたいと思ったならば、心に目を向け、幸せを生み出すような思いを起こし続けてゆくことが必要になります。
幸せは物質的な豊かさで得られるものではなく、心の豊かさで生み出されます。
本当に後悔のない人生にする為にも、心に目を向け、心の種まきに気をつけてゆきたいですね。