失敗することを恐れる人がいますが、失敗したらまた次頑張ればいい。人生において取り返しのつかない失敗はないのだから。
でも、世の中には、失敗したことで、自暴自棄になって、投げやりになる人がいます。
仏教では、このような人を信心を失った人と言います。信心とは、因果の道理を信じて、悪いことを止め、善いことに励むことを言い、私たちは比較的、物事が思い通りに進んでいる時だけ、因果の道理を信じてタネを蒔きます。
でも、本当に大事なことは、上手く行っている時よりも、上手く行かない時、その時、如何に腐らず、投げやりにならず、善いタネを蒔き続けられるか、それが幸せになる為に大切なことだと思います。
人間というのは逆境の時にその真価が見えるものです。
善いタネを蒔いたからと言って、すぐに善い結果がやってくる訳ではありませんが、そこで投げやりにならず、タネを蒔いてゆく人は必ず幸せになれます。
大事なことは、腐らずにタネを蒔き続けること。
失敗をしても、そこから這い上がって、タネを蒔いてゆけば、どんな人も幸せになることができると思いました。