子育ては人生において最大の楽しみだと思います。
それは子どもと一緒に過ごす時間は人生にとって有意義なものであるし、子どもにかけた時間は子どもの中に生き続けてゆくからです。
だから、少しでも時間があったら、私は子どもと一緒に過ごすようにしています。
そして、子どもの為にかけた時間は確かに結果となって子どもの中に生きて続けているのを感じます。
結局、私も死んでゆきます。私が死んだ時、この世に残るのが子どもです。そして、自分が大切にしてきたものが、私が死んでも子どもの中に生き続けてゆきます。
仏法は幸せになるための教え。その教えを残してゆきたいと思ったら、それは子どもの中に血や肉として残してゆくしかないと思います。
でも、教えというものは、どんなに言葉で説明しても残るものではありません。自分がどんな気持ちで毎日過ごしたか、どんな気持ちで子どもに接したか、そして、子どもにとって私と一緒にいた時間が幸せであったかどうかで決まります。
幸せな時間を子どもと一緒に共有して、子どもも自分も成長してゆく。
その積み重ねを子どもと一緒に過ごしてゆくことが最終的に自分の持っている仏法という宝が子どもの中に残ってゆくと感じます。
人生をかけて、自分の大事なものを残してゆく。その積み重ねが子どもから孫、そして、次の世代へといつまでも続いていったらと念ぜずにはおれません。