苦しみはどこから来るのか?
それは自己否定の心から生み出されます。
悪いものを責める人は、自分が悪になったならば、自分を責めます。この時、苦しみます。
だから、悪を責めなければ、自分が悪になったとしても責めることがないので、苦しむことはありません。
でも、私たちは責めることによって正しい所に立ちます。だから、自分を責めている時は、自分は正しい所に立っている時なのです。
私たちは自分を責めてでも、正しい所に立ちます。それは正しい所にいなければ、自分は見捨てられると思っているからです。
見捨てられたくないから正しい所に立つ。それは自分を責めて苦しんだとしても、見捨てられるのではないかと思うよりはマシだと思っているのです。
この見捨てられる不安がある限り、私たちは正しい所に立って自分を責め続ける。そして、苦しみ続けなければならないのです。