やってしまったことは、どんなに無かったことにしたくても、無かったことにすることはできません。
結果は結果として受けてゆかなければなりません。
でも、私たちはやったことを他人のせいにして、自分は悪くなかった所に立ちがちです。
そうやって、他人のせいにすると、その時は楽になりますが、反省ができていないので、同じ縁が来るとまた同じ失敗をする。
その時、自分の心が楽になりたいから、また他人のせいにして、自分は悪くなかった所に立っていきます。
このように私たちは一度苦しみから逃げてしまうと、心が覚えていて、何度でも苦しみから逃げてしまうものです。
だから、どんなに現実と向き合うことが苦しくても、他人のせいにすることなく、起きてしまったことは自分が悪いのだと受け止める。
そして、起きたことはもう無かったことにすることはできないと受け入れることが大切です。
失敗を受け入れてこそ、反省できる。反省してこそ向上があります。
自分の都合の良いことばかり考えていても、どんなに頑張っても、進歩も向上もありません。
起きたことは無かったことにはできないと受け入れることで、種まきが変わり、今と違う未来がやって来るようになるのですね。