気を張る | 幸せのこころとかたち上田祥広のブログ

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人はどうしたら幸せになれるか。なぜ苦しまなければならないのか。お金や地位や名誉をどれだけ手に入れたかを問題にするよりも、自分がどうしたら幸せになれるかを問題にして生きてみませんか。

事故を起こす時というのは、事故が起きるかも知れないと思って気を張っている時には、まず起こすことはない、多くの場合、大丈夫だろうと思って気が抜けている時に起こすものです。

何事も失敗をする時と言うのは、気が抜けている時に起きます。そして、失敗した時には、これではいけないと気を張るが、しばらくすると、もう大丈夫だろうと安心して、また気が抜けてしまいます。

それは気を張る時に、緊張し過ぎて、疲れてしまうからです。気を張るとは、気が抜けない程度に気を張ることであり、どれだけ緊張するかではなくて、どれだけ長く気を張り続けることが大切だからです。

それは生卵を持つようなものです。生卵は強く握ると割れてしまいますし、緩みすぎると手から落ちて、割れてしまいます。

割れない程度に気を張って持つこと、それが気を張るということであり、その気を貼りを二十四時間、三百六十五日続けてゆくことが、仏教で教えられる戒なのです。

いつも気を張っても、疲れることなく続けてゆくことが大切なんですね。