生死 | 幸せのこころとかたち上田祥広のブログ

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人はどうしたら幸せになれるか。なぜ苦しまなければならないのか。お金や地位や名誉をどれだけ手に入れたかを問題にするよりも、自分がどうしたら幸せになれるかを問題にして生きてみませんか。

私たちは我が自分だと思って生きています。我とは自分が自分だと思っている自分のイメージのことです。

私たちはこの我が崩れないように生きているし、我が崩れるような現実を目の前にすると、無常という現実が受け入れられず苦しむことになります。

しかし、この現実世界とは、我を崩すような無常がいつやって来るか分からない世界であり、私たちは我が崩れないことを前提として生きているので、人生とはとても苦しい所になります。

これを仏教では生死(しょうじ)と言い、苦しみの世界を表します。

この生死の世界で苦しみから離れる為には、無常の世界を無常の世界だと受け入れて、無常を前提として受け入れるしかありません。

それは我が身の死を受け入れることであり、人は必ず死んでゆくことを受け入れることでもあります。

この境地を生死即涅槃と言い、仏教でいう苦しみから離れた世界なのです。