これ一つかけてきたものを持っている人は自分を持っている | 幸せのこころとかたち上田祥広のブログ

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人はどうしたら幸せになれるか。なぜ苦しまなければならないのか。お金や地位や名誉をどれだけ手に入れたかを問題にするよりも、自分がどうしたら幸せになれるかを問題にして生きてみませんか。

私たちは自分はこういう人間だという我を保って生きています。そして、この我が自分だと思って我のために時間を使い、お金を使い、心も砕いて生きています。

でも、死んでゆく時には、この我は崩れ、我のためにかけてきた一切の努力は無駄になります。この時にむき出しの感情が見えます。

この感情とは、自分でも自分だと思いたくないような醜い自分であり、情けない自分。

多くの人はこの自分が見えてきた時、この自分を受け入れることができず、否定して苦しむ。

でも、稀にこの自分が見えても受け入れる人がいます。それは人生をかけて、これ一つ大事にしてきたものがある人。そういう人は我が崩れて、醜い自分が見えても、この自分でも仕方ないかと受け入れることができる。

人は人生をかけて大事にしてきたものを持つことが、自分の魂の為に必要だと思います。

大事なものがあるけらこそ、醜い自分さえも小事に思えるのです。

これ一つと人生をかけてきた人ほど、実はしぶとく自分を保ち続ける人じゃないかと思いました。