世の中の人は仏教というのは、釈迦という人が考えて教えたものだと思っています。だから、仏教という教えがあって、それはキリスト教やイスラム教とは違うと思っています。
しかし、仏教という教えは釈迦が考えた教えでもなければ、仏教という教えがあるというものではない。
仏教とは、この世の真理を釈迦が発見して説いた教えなのです。だから、仏教という教えがある訳ではなく、この世の真理を説けば、それが仏教なのです。
そういう意味で、キリスト教の中にも仏教があり、イスラム教の中にも仏教がある。そして、私たちが生活を通して体で知らされた智慧も仏教なのです。
だから、仏教はどこにでもある。大事なことはそれを見抜く目があるかどうかが大事なのです。
そういう意味で、世界の中から真理を見抜く目を養う教えが仏教だと感じます。
見る人が見れば、この世は真理だらけ、それを知って、幸せになる為にタネを蒔くことが人生をゆういぎに過ごすことになる。
仏教を知るものは、仏教にとらわれない。あらゆる所から仏教の教えを知ることができる人なんですね。