仏様はすべての人に慈悲をかけられるお方。
その心はどうやって培われたのか?
それは一人の人に対して心から愛情を持って、相手の心が傷つかないように癒すように接してきたから。
私たちはどうしても仏様はすべての人に慈悲をかけられるお方だと聞くと、みんなに慈悲をかけてゆかなければならないと思ってしまう。
でも、みんなに慈悲をかけてゆくと、一人の人に優しく接することができなくても、みんなに心をかけているのでから仕方ないとできないことを正当化してしまう。
だからこそ、一人の人にすべてを注いでゆく。
一人ならばできない言い訳は言えない。そこでひたすら自分を反省してゆく。
一人に対して知らされたことはすべてに通じる。
徹底に一人と向き合うことで、すべての人にも温かく接することができる心になるのですね。