よく非難されたくないという人がいますが、世の中というのは、悪い者を見つけては非難する世界。だから、非難されないように生きることは、いつも自分が悪者にならないようにビクビクしながら生きなければならない。
でも、他人が非難するかどうかは相手の尺度で決まる。どんなにこちらが悪いことをしないように心がけたとしても、相手の考えと違うことをしたら、それだけで非難してくる。
だから、非難されないように生きることは、いつも何か言われるのではないかと怯えながら生きてゆかなければならなくなる。
それが嫌だから、ちよっとでも自分が悪いと感じると怒りを起こして相手を責める。
責めながら、いつも責められないように気を遣う。
人生は責めるか、責められるか、それだけで生きるようになる。
何の進歩もなければ向上もない。変わらない人生を生きなければならなくなるのです。