人生にとって一番の幸せは施しをする楽しみだと思います。
どんなにたくさんのお金を稼いだとしても、それを自分の為に使っても、やがて虚しくなる。
でも、そのお金を自分のまわりの人たちを喜ばせる為に施しをしたならば、その場所が自分にとって居心地のいい、自分の居場所だと感じられる世界となる。
人は自分の居場所を求めて生きています。
自分が安心しておれる環境を得るためなら、どんなに苦労しても、その苦労が楽しみに感じます。
そして、自分の居場所を得る為の一番の方法は、施しをすること。
しかし、施しをするといっても、相手に幸せな気持ちになってもらう為ではなく、自分の価値を認めさせる為に施しをしたら、返ってまわりの人が気を遣うようになり、自分も気を遣わなければおれなくなってしまう。
結局、そこにいることが苦しくなって、他に居場所を求めてさまようようになる。
幸せを感じるには、自分もまわりの人も気を遣うことなく、一緒にいることが楽しいと思えることが必要です。
みんながここにいる事が楽しいと思えるように施しをする。そこに自分が素のままで安心している。
そうなってこそ、施しをした意味がある。
施しの目的を間違えたら、施しをすることで、返って自分の居場所を失わせることになってしまう。
自分を幸せにする為に施しをしてゆきたいですね。