苦しみの根源は疑情 | 幸せのこころとかたち上田祥広のブログ

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人はどうしたら幸せになれるか。なぜ苦しまなければならないのか。お金や地位や名誉をどれだけ手に入れたかを問題にするよりも、自分がどうしたら幸せになれるかを問題にして生きてみませんか。

私たちは幸せになる為に生きています。でも、幸せになりたくても、幸せになれない一番の原因は、見捨てられることが怖くて人のことを心から信じることができないことです。

仏教ではこれを疑情と言います。

この疑情がある為に、問題にぶつかっても人に頼ることができず、一人で乗り越えなければならないと思っています。

そして、いつも心では孤独な心を抱えて、どんなにまわりに人がいても孤独な旅をしているように感じるのです。

人は一人では生きてゆけません。自分のことを分かってくれる人が必要です。

でも、人を信じなければ、見捨てられることが怖くて、格好悪い自分、弱い自分、醜い自分をさらけ出すことができません。

その為、一人で頑張り続けてしまうのです。

本当は自分のことをさらけ出したいと思いながら、怖くてできない。

しかも、怖くてできないことも気づいていない。

そんな人も自分は人のことが信じることが怖いんだなと気づくことで、自分の運命を変えることができる。

初めて自分の問題と向き合うことができるようになります。

疑情を無くしてゆくことは難しい。

でも、それをしなければ、私たちは幸せにはなれません。

孤独な旅を果てしなく続けなければならない。

幸せになる為には誰もが通らなければならない道なのです。