正しさにこだわることで返って苦しみが生み出される | 幸せのこころとかたち上田祥広のブログ

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人はどうしたら幸せになれるか。なぜ苦しまなければならないのか。お金や地位や名誉をどれだけ手に入れたかを問題にするよりも、自分がどうしたら幸せになれるかを問題にして生きてみませんか。

私たちは何が正しいか、何が間違っているかという正しさを問題にしますが、どんなに正しいことに従っても、それが幸せにつながる訳ではない。

むしろ正しいことにこだわればこだわるほど、逆に苦しむ結果になることが多いように感じます。

それは正しさにこだわる人ほど、間違っている人を許すことができず責めてしまう。

自分が正しければ、相手に正しさを押し付けることができると思っているからです。

でも、どんなに正しくても、相手にその正しさを押し付けたら、相手は傷つく。

結果的に、自分のまわりから人は離れ、孤独になってしまうことになるからです。

仏教とは、幸せになる為の教え。そして、幸せになりたいと思ったら、何が正しいか何が間違っているかにこだわらず、相手を許すことが大切なことだと教えられます。

たとえ相手が不幸な方向に進んでいたとしても、その人の人生はその人のもの。

相手の為にできることは、心からの忠告しかできない。

それを相手が間違っているからといって、その誤りを正して、正しい方向に向かわせようとすることは、その人の人生を奪うことになる。

それは他人の人生を奪うだけでなく、自分も正しさに縛られて、苦しむことになる。

正しさでは幸せになれない。

正しさにこだわることよりも、何が自分を苦しめているかを見つめ、それを取り除くことの方が幸せになる為に大切なことなんだと思いました。