どんなに長く一緒にいたとしても、相手の存在を大事にして、関係が崩れそうになったら、謝って関係を修復してゆかなければ、相手との間に絆は生まれません。
私たちはこの絆の大切さが分からないから、頭を下げることができないのです。
そして、自分は悪くないから、謝る必要なんてないのだと思っているのです。
しかし、仏教では、悪いことをしたから謝るのではなく、相手との関係が大事だから、いつまでもギクシャクした関係は嫌だから、謝って、元の関係に戻ろうとするのです。
私たちは見捨てられることに対する不安を持っています。
だから、相手との関係が悪くなると、このまま関係が切れてしまうのではないかと不安になります。
だから、相手が悪いのだと思って、相手に謝らせようとします。でも、お互い相手の方が悪いと思っているので、謝ることはしない。
だから、こんな時に自分の方から謝ってゆくのてす。
謝ることは、最初は難しい。
でも、謝ってゆくことができたら、心から不安は取り除かれ、相手との絆を感じることができます。
絆は安心感を生み出します。
この絆を生み出す為にも謝ってゆきたいですね。