子育てで大事なことは。子供が思い通りにならない時に、怒って思い通りにするのではなく、思い通りにならない子供をそのまま受け入れて付き合うことだと思います。
私たちは自分の欲を優先したいから、思い通りにならないと怒りを起こし責めてしまいます。責めると子供は否定されたくないから、言うことを聞くようになりますが、それ同時に、ありのままの自分では受け入れてもらえないと思って、親に対しても気を遣い、心をさらけ出せなくなります。
つまり、親に対しても壁ができてしまう。こうなると子供は自分の気持ちを受け止めてくれる人を探して生きるようになります。その人が見つかるまでは孤独な旅。誰に対しても相手に合わせるだけで、本当の気持ちを言うことができず、いつも誰にも分かってもらえないという心を抱えて、孤独に生きてゆかなければなりません。
孤独な旅は、人生を苦に染める。いつも暗い心を抱えながら、嫌われないように相手の顔色を見て、生きてゆかなければなりません。
そして、本当に自分のことを受け入れてくれる人に出会ったとしても、やっぱり相手のことを疑い。気を遣い。自分を隠し続けてしまう。本当は自分のことを分かって欲しいのに、自分をさらけ出す勇気もないまま、苦しみ続けてしまうのです。
だから、親は子供に対して思い通りにならなくても、否定して言うことを聞かせるのではなく、思い通りにならない子供を受け入れて、許してあげることができたらいいなと思います。
三つ子の魂百まで。
子供の時に受けたものは、その後の子供の人生を大きく左右するのだから、今できることをやってあげられたら、いいなと思いました。