みんな人生の目的を知っている | 幸せのこころとかたち上田祥広のブログ

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人はどうしたら幸せになれるか。なぜ苦しまなければならないのか。お金や地位や名誉をどれだけ手に入れたかを問題にするよりも、自分がどうしたら幸せになれるかを問題にして生きてみませんか。

歩くことにも走ることにも目的があるのに、生きることにはなぜ目的を知らずに生きているのかという人がいますが、生きる目的なら、どんな人もみんな持っている。

それは価値のあるものを手に入れて価値のある人間になることです。お金を求めるのも、地位や名誉を求めるのも、それに価値があるからであり、価値のあるものを手に入れたら、自分は価値のある人間になれると思っています。

これは意識しなくても、みんな当たり前のように持っているものであり、だから、自分には価値があるので、自分の人生には意味があると思っています。

しかし、この価値が無常によって崩される。これが真実です。崩されてしまったならば、価値を得る為にかけてきた時間やお金、労力などあらゆるものが無駄になります。

だから、真実から言ったならば、私たちの求めている価値というのは無常のものだから、無常のものを求める為にかけた時間もお金も労力もすべては無駄になってしまうのです。

しかし、私たちは価値が無常のものだとは思っていません。自分の手に入れた価値を持ったまま、死んでゆけると思っています。だから、なぜ生きるを考えなくても何とも思わないのです。

でも、今得ている価値は無常のものであり、失ったら何も残らないと知らされた時、私たちはこの時間やお金や労力をどこにかけたらいいのかを真剣に考えずにはおれなくなります。これがなぜ生きるということなのです。