私たちの思う幸せとは、何か価値のあるものを手に入れて、まわりの人から認められること。でも、どんなに価値のある存在になったとしても、まわりの人が大事にしてくれるのは最初のうちだけで、しばらくすると軽く扱ってきます。
なんでこんなに価値のある人間になったのに、こんな思いをしなければならないのかと悲しくなりますが、よく考えてみたら、どうしてまわりの人から認められたいと思うのか、それが無くなったら、認められることに執着して苦しむことも無くなるのに。
この認められたいと思う心こそ、私たちを苦しめる元。この心から離れることが実は私たちが幸せになる為に大切なことなのです。
私たちはどうしたら価値のある人間に見られるかと価値のあるものを追い求めていますが、実は目を向けなければならないものは、認めてもらいたいと求め続けるこの心にあるのです。
向かう方向を間違えたら、どんなに努力しても幸せにはなれません。苦労が報われる為には、この心に目を向けて、苦しみを生み出す心から離れないといけないのです。