心の中に鬼がいる人は、ダメな自分ばかり念じている。そして、自分のことをダメだと否定したくないから、できる自分、善人の自分、頑張る自分という所に立っている。
でも、どんなに頑張ってできる所に立ったとしても、ちょっと相手が嫌な顔をしただけで、自分のことを否定されているように感じて、相手のことを否定せずにはおれない。
相手を否定するから、正しい所に立ち、正しい所に立てなくなると否定されている世界へと堕ちてしまう。
この否定されている世界から抜け出すこと。それがこの人にとって幸せになる道。でも、多くの人は正しい所に立っているから、自分が否定されている世界にいることを気づかない。
否定されている世界にいることに気づかなければ、そこから抜け出すこともできず、人生を無意味に過ごしてしまうのです。