自分のことを分かってもらいたいからこそ | 幸せのこころとかたち上田祥広のブログ

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人はどうしたら幸せになれるか。なぜ苦しまなければならないのか。お金や地位や名誉をどれだけ手に入れたかを問題にするよりも、自分がどうしたら幸せになれるかを問題にして生きてみませんか。

みんな自分のことを知ってもらいたいと思います。だから、自分のことを知って欲しいと思って、自分の話ばかりしています。

そして、自分の話をして、みんなに自分のことを認めてくれると、自分の気持ちを分かってくれたように感じて安心します。

でも、多くの場合、話を聞いた人は、話の内容を覚えておらず、ただ話を聞いただけで終わっています。

つまり、誰もが自分のことを分かってもらいたいと思って話すのに、ちゃんと気持ちを受け止めて、分かってくれる人は少ないのです。

それでも、話をする人は話すことに一生懸命で、聞いている人が受け止めてくれるかどうかは見ておらず、ただ話に付き合ってもらっただけで、分かってもらえたように感じて安心している。

この世界は、自分の話をする時は一生懸命の人は多くてもでも、話を聞くときに一生懸命受け止めてくれる人は少ない。

たとえ一生懸命聞かなくてはと思って聞いても、相手のことは心に残っていない。

そういう意味で、一緒に過ごしていても、自分のことを本当に分かっている人はいないのだと感じます。

だからこそ、私はまわりの人の話を深く深く受け止めてあげたい。自分の中に相手のことをいつも忘れないようになりたいと思うのです。

こんな寂しい世界だからこそ、本当に分かってくれる人が必要であり、誰かがならなければ、この世界は自分のことを分かって欲しいと思いながら、分かってもらえない寂しい世界になってしまいます。

私だって自分のことを分かってもらいたい。たからこそ、まず相手のことを分かってあげる。自分の望んでいることは、まわりの人も望んでいる。その望みを叶えてあげられる人になれたらと思わずにおれません。