よく世の中では、どんなに頑張っても結果が出なければ意味がないという人がいる。確かに頑張るのは結果を出すためだし、頑張っても結果が出なければ意味がないのかも知れない。
でも、その思いは、ちょっと頑張って思うような結果が出なければ、どれだけ頑張っても意味がないんだと諦める心になる。
客観的に見たら、ちょっとしか頑張ってないのに、本人はあたかも凄い頑張ったかのように思って、こんなに頑張っても結果が出ないなら、どれだけやっても意味がないんだと嘆いている。
じゃあ、本当に意味がないのか。何も変わってないのかと言えば、頑張った分だけ少しは変わっているはず。でも、本人が思っているように変わらないから、どれだけやっても意味がないと諦めてしまう。
私たちはちょっと頑張るだけですごく変わるように思っている。でも、実際は、自分が思っているよりもちょっとずつしか変わらない。だから、どれだけやっても変わらないと嘆かずに、粘り強く続けてゆくことが大事。
仏教は於因説果。結果よりも種まきに価値を置く。頑張っていることに価値を置いたら、結果は出てなかったとしても、こんなに頑張ってきたのだからと、自分の頑張りを自分で誉めてあげることができる。
結果は後からついてくる。結果を焦らず、種まきこそ楽しいと努力を続けられるようになりたいですね。