愛情があるなら、相手の為に、こんなことをしてあげたら喜ぶだろうかなと思ってくれてもいいじゃないかと思う人がいるが、私の場合、頼まれたら気持ち良くやっても、自分から、こんなことをしたら喜ぶだろうかなと思って行動することがない。
決して愛情がない訳ではないが、相手の為に自ら進んで、こうしてあげよう、ああしてあげようと思うことはない。だけど、相手がこんなものが欲しいと聞いたならば、じゃあ、欲しいならば、してあげたいなという気持ちになる。
やっぱり自分の思っていることは伝えないと、相手からしてくれることを望んでいては、相手が動いてくれることはないなあと感じます。
自分がそうだから、みんなもそうだと言うことはないが、相手にいつも心をかけている訳ではないので、相手の方からこれが欲しいから買ってと言ってくれなければ、相手が望んでいることは分からない。
だから、相手が何を望んでいるか分からないように、自分も思っていることを伝えなければ分かってもらえない。そういう意味で自分が何を望んでいるのか。それを正直に伝えることができる人は得だと思う。
心は縁によって起きる。相手にしてあげたいという心も、相手から言われることで起きる。
もちろん言われなくても、常に相手はこうしたら喜ぶだろうか、ああしたら喜ぶだろうかと、自分が何ができるかを考えることができる人は尊いと思うが、少なくとも私はそういう人間ではない。
だから、思わなくていいということではないが、自分が望んでいることは、ちゃんと相手に伝えて動いてもらうように、相手からも言って欲しい。その時に、言われたことは気持ち良く動く。相手から、ちゃんと言って良かったと思えるように、また、これからもして欲しいことがあったら、言ってもらえるように動いてゆく。
思っていることを言い合えるような人間関係を築けたらいいなあと思いました。