弥陀大悲の誓願を ふかく信ぜんひとはみな ねてもさめてもへだてなく 南無阿弥陀仏をとなふべし
阿弥陀仏に救われて、阿弥陀仏から絶対に見捨てられないということを深く知らされたならば、寝ても覚めてもへだてなく、阿弥陀仏から頂いた智慧から溢れ出る教えを説いてゆきなさい。
南無阿弥陀仏をとなえるとは、口で南無阿弥陀仏ととなえることではなく、阿弥陀仏から頂いた南無阿弥陀仏の智慧を教えという形にして説いてゆくことです。阿弥陀仏に救われた御恩に報いる為には、自分自身が教えを深く理解し、ご縁のある方にお伝えしてゆくしかありません。阿弥陀仏に救われるとは、その力を頂くということです。やりたくても智慧がなければできない。でも、阿弥陀仏から智慧を頂くからこそ、時間のある限り、教えを明らかにしてゆかなければならないのです。