命濁中夭刹那にて命濁中夭刹那にて 依正二報滅亡し 背正帰邪まさるゆゑ 横にあだをぞおこしける煩悩に塗れた生活をしているので、その人の魂さえも濁ってしまう命濁の人は、本来の寿命まで長生きできずに、自分の肉体や心を傷つけ粗末にすることを刹那刹那している。仏や仏の世界を思い浮かべて清らかな心になろうとすることは滅亡し、真実の仏法に反することが正しいと思って真理に反することを平気でするようになり、思い通りにならないと気が済まなくて不当に思いを通すようになる。