無碍光如来の名号と | 幸せのこころとかたち上田祥広のブログ

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人はどうしたら幸せになれるか。なぜ苦しまなければならないのか。お金や地位や名誉をどれだけ手に入れたかを問題にするよりも、自分がどうしたら幸せになれるかを問題にして生きてみませんか。

無碍光如来の名号と かの光明智相とは 無明長夜の闇を破し 衆生の志願をみてたまふ

無碍光如来の名号とは、阿弥陀仏に救われた人の説法。その説法を聞いたならば、無碍光如来の光明が降り注ぐ。そうしたならば、真実が知らされる。この真実とは、自分が見える世界は自分の心が生み出した世界であり、それが苦しみだとしたならば、他人は関係なく、自分の心に問題があるということ。

私たちは苦しいことがあると、いつも誰かが私を苦しめていると思って、他人を責めてしまう。この自分を苦しめる奴がいるのではないかと思う心、それが無明長夜の闇。私たちはこの無明長夜の闇がある為に、苦しいことがあると誰かが私を苦しめていると思って、その人がいなくなれば苦しみはなくなると思っている。でも、その人が無くなったからといって、私の心が変わらなければ、また、同じような縁がやってくると、同じように苦しむ。だから、いつまでも苦しみから離れることはできない。だから、苦しみから離れる為には、苦しみは外の人が問題ではなく、自分の心に気づかせてくれなければならない。

この真実を知らせてくれる力が無碍光如来の光明。それは説法を聞くことによって得られるから、説法を聞くことで、私たちの苦しみから離れたいという志願を果たすことができるのです。