首楞厳経によりて大勢至菩薩和讃したてまつる
勢至念仏圓通して 五十二菩薩もろともに すなわち座よりたたしめて 仏足頂禮せしめつつ
教主世尊にまふさしむ 往昔恒河沙劫に 仏世にいでたまへりき 無量光とまふしけり
十二の如来いひつぎて 十二劫をへたまへり 最後の如来をなづけてぞ 超日月光とまふしける
超日月光この身には 念仏三昧おしへしむ 十方の如来は衆生を 一子のごとく憐念す
子の母をおもふがごとくにて 衆生仏を憶すれば 現前当来とをからず 如来を拝見うたかはず
阿弥陀仏の救いに対して疑いを無くし、阿弥陀仏の救いに預かる為には、子どもが母を慕うように、仏を念じ会いたいと思うことである。そうしたならば、阿弥陀仏は私の元にやってきて下さる日は遠くない。阿弥陀仏に拝見することも疑うこともなくなる。