こうするべきに縛られる | 幸せのこころとかたち上田祥広のブログ

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人はどうしたら幸せになれるか。なぜ苦しまなければならないのか。お金や地位や名誉をどれだけ手に入れたかを問題にするよりも、自分がどうしたら幸せになれるかを問題にして生きてみませんか。

幸せになる為に一番障害になる心は、思い通りにならない時に、相手と付き合うことが嫌になって、この人との人間関係を切りたいと思う心じゃないかと思います。

苦しい時は誰でも切ったら楽になると思う。切ったら、こんな思いをしなくて済むと思ってしまう。

でも、切ってしまったら、その人との間に積み上げてきたものがパーになってしまう。

私たちは思い通りにならないと、この人じゃなくて、別の人だったら幸せになれるのではないかと思ってしまう。

でも、別の人に変えたところで、自分の業によって世界が生み出されているから、また、同じ世界が生み出されてしまう。

結局、今目の前にある現実が自分の姿。それが思い通りにならないなら、ならないで、この現実を見たくないと逃げるのではなく、この現実を受け入れ、そこで心を込めてタネを蒔いてゆく。

確かにタネを蒔いても、すぐには結果にはならない。それでも心を込めてタネを蒔き続けてゆく。

そうすると、不思議なことに思い通りにならない現実は変わらなくても、それを苦しみだと感じなくなる。

そこで思う。苦しかったのは楽になりたいからであって、すぐには楽になれない、つまり、思い通りにならないのは仕方ないと思ったら、相手に対してこうするべきじゃないかと思うことがなくなって、相手のありのままを受け入れることができるようになる。

結局、こうするべきということに縛られて、その通りにならないと思い通りにならないといって苦しむ。

でも、思い通りにならないからといって、それは自分のこうすべきと違うだけであって、何か相手から苦しみを受けている訳ではない。

思い通りにならないなら、思い通りにならないで仕方ないと思えたら、もっと人生は生きやすくなるんだなと思いました。