いや、この物語の中で一番可哀そうな女性……といえば誰なのか意見が分かれるところだろうけれど……
一番、本当に一番可哀そうなのは、この人でしょう!!!
飛影さん……でも消息を書いてくれて良かった。
だって、雪蘭なんて、最後の方、全然出てきてないし……。
言が小華のところへ走ったらもう、彼女は完全に用済みなので、映す価値無しってことでしょうか。
いやでも、雪蘭のことを時には疎ましく、時には心配に思いながら気にかけてきた私としては、最後に雪蘭の最後が分からないのは悲しい。
これも、詳しくは後にちょっと触れるとして。
それにしても、飛影さんの残念感は、私が読んできた少女漫画の中でも群を抜いている。まぁツワモノ、海千山千の読者の皆様はきっともっと悲しい悲惨な運命の男もご存知のことと思うが、まぁ飛影の悲壮感も凄まじいものがあると思われる。
自分の主人を切ってまで、妲妃に仕えようとしたのに……最後の最後、絶体絶命のところに居合わせられなかったってんだから。
まぁ三年諦めずによく探したよ!!!!
背中で語ってるよ……この背中見てるともう、こっちが泣けてくらぁ!
”戻ってこられたんですね”
ですよ。
一声もかけずに見守って……
この飛影の生きる意味……
妲妃がいかに男を魅了する魔性の女かってことを表すために必要なんですよね。
こんな怖い顔してたって、心は単純。
綺麗な女に、魅せられて心を骨抜きにされちゃうような単純な男だったんだ……
ああ、誰か飛影を癒してあげてくれ……
というか、最後の幸せな二人(+杏)の暮らしを影で支えてる……と思いたい!!!杏がイノシシを狩る手伝いを影ながらやってると思いたい。
だって、
”何のお役にも立てませんでしたが”
の、この後、一人でどこ行っちゃうの???
切なすぎて、その後も出てくるかと期待したのに……一切出てこなかったよね。
もう私、この物語に思い入れ強すぎて、キャラ一人一人のラストが気になりすぎて草ですよ。
何度も言うけど、飛影……この後は、言と妲妃の二人の愛の巣を影ながら警護している、と思うことにする
(いやでも完全に両想いになった愛し合う二人の愛の巣を守るなんて、何の拷問か。そっちの方がキツいから、やっぱこれで良かったのかな。そういうことか。飛影は、妲妃のことを主人として尊敬しているなんて思った時期もあったけど、やっぱそこは恋心だったんだな。完全に主従関係が築けるなら、杏のようにラスト側にいてもいいけど、側にいないってことはやっぱ飛影の妲妃への想いは恋情だったんだな、と解釈)
▼その思いは王族特有のものなんですね
なんと、晴れやかな顔か、言。
そして小華もこころなしか昔のトゲがとれて、可愛い顔になってる気がする。
二人の新しい門出にふさわしい顔ですね。
そして
「父の息子として」
という言葉。
これは異なこと。
最初からあの先王の息子ではなかったか?
……これは、言わずもがな、王と王太子という関係では例え親子でも、我々のように気兼ねない付き合いはできなかったということなのでしょうね。
それは、我らが捨てられた皇妃でもそうだし、悪女の定義でもそうなんですよね。
なんか、王族同士でめっちゃアットホームなのも逆に驚きですよね。
ヤッホー言★元気にしとったかいね?
おお!父上(ダディ)!!久しぶりじゃのぅ♥
みたいな?
先代王にも会えて、「必ず一緒に暮らしましょう」言うてるけど、一緒に住んでるのかな?新居にそのような影はなかったように思うけど、一緒には住んでるけど別棟なのかな。新婚の二人と一つ屋根の下はちょっといろいろ気を遣いますよね。昔の家じゃ、声も丸聞こえでしょうし……ゴホン、失礼。
まぁ何はともあれ、言が吹っ切れてるようで良かったです。
そうそう。
ここまでいろいろあったんですよ本当に……もう語りつくせないよね、読んできた皆知ってると思うけど……
言が吹っ切ってくれて良かった。先代王が言のことを心配してるのも良かった。
この二人の顔を見たらもう、感無量でしょう。
でもここではまだ終わらない。いろんな伏線の回収がこれからです。はい。
▼あの日の再来
こんなに幸せなのに、まだまだ最終回じゃないのよね。
まだまだ、あと2話あります。
ラストめっちゃ良い感じに終わってて、なんか感動しました。
◆改めて感想
私が追っかけてた時は、この127話まで「待てば0円」だったのですが、いつの間にやら、『C』のマークが^^;
これは、課金の波にのまれる人、続出でしょうね。
だって絶対に課金しなきゃいけない(はずの)最後の3話も、今までと変わらずに「いいね」の数が溜まっていて、私よりも先に既に課金して読まれてる方の存在を知って嬉しくなりましたし。
やっぱ、そうだよなぁ……ここまで読んだら買うしかないよなぁ、と。
すぐにつき合ったり、いきなりイチャコラしたりしない。
これはちょっと大人の物語なのです。
まだ最終話まではあと1話……。
ああ、早く二人には幸せになって欲しいって、何百回も思ったよ。
この物語の素晴らしい大団円を見届けられて、嬉しい。
実際に王子と幼い頃から好き合っていて、それで側室なんかもとらずに一生一緒に幸せに生きようなんて思ったら、こういう結果になるのかもしれないなって思えます。
いやでも、緋温が雪蘭と子供を……
雪蘭が一番可哀そうとも思えるし、一番良いとこ持ってったな、とも思える。
うーん……^^;
*何度も言いますが、雪蘭、王妃になっていませんが、もうすでにご覧になった方もいらっしゃると思うので記事は残しておきます。訂正ページはこちら
閲覧ありがとうございました!!
あと2話お付き合いくださいm(__)m