宮に咲くは毒の華127話・128話感想
まだ最終回じゃないですよ~
原作テル 
漫画Ga-yan
 
 
 
*ネタバレありますので、まだ読んでない人はぜひ、本編を読んでからどうぞ。
*中に、雪蘭が王妃になったようなことを大前提として書いている部分がありますが、それは筆者の妄想(勘違い)によるものです。訂正ページはこちら
 
 
 
 
 
◆冒頭は、敏ちゃんとのエピソードでしたね。
 
敏も良い坊ちゃんと幸せになれてよかったです。
最後ちょっと駆け足感ありましたが……
 
敏はこの物語の中で小華と同じくらい可哀そうな……
 
というか、この物語の女性は全員、苦労を背負っていました。
 
その辺は後でも触れようと思いますが……
 
 
 
▼いたのね……

 

 

いや、この物語の中で一番可哀そうな女性……といえば誰なのか意見が分かれるところだろうけれど……

 

 

一番、本当に一番可哀そうなのは、この人でしょう!!!

 

 

飛影さん……でも消息を書いてくれて良かった。

だって、雪蘭なんて、最後の方、全然出てきてないし……。

 

言が小華のところへ走ったらもう、彼女は完全に用済みなので、映す価値無しってことでしょうか。

いやでも、雪蘭のことを時には疎ましく、時には心配に思いながら気にかけてきた私としては、最後に雪蘭の最後が分からないのは悲しい。

 

これも、詳しくは後にちょっと触れるとして。

 

それにしても、飛影さんの残念感は、私が読んできた少女漫画の中でも群を抜いている。まぁツワモノ、海千山千の読者の皆様はきっともっと悲しい悲惨な運命の男もご存知のことと思うが、まぁ飛影の悲壮感も凄まじいものがあると思われる。

 

自分の主人を切ってまで、妲妃に仕えようとしたのに……最後の最後、絶体絶命のところに居合わせられなかったってんだから。

 

まぁ三年諦めずによく探したよ!!!!

 

背中で語ってるよ……この背中見てるともう、こっちが泣けてくらぁ!

 

”戻ってこられたんですね”

 

ですよ。

 

一声もかけずに見守って……

 

この飛影の生きる意味……

 

 

 

妲妃がいかに男を魅了する魔性の女かってことを表すために必要なんですよね。

こんな怖い顔してたって、心は単純。

 

綺麗な女に、魅せられて心を骨抜きにされちゃうような単純な男だったんだ……

 

ああ、誰か飛影を癒してあげてくれ……

 

というか、最後の幸せな二人(+杏)の暮らしを影で支えてる……と思いたい!!!杏がイノシシを狩る手伝いを影ながらやってると思いたい。

 

だって、

 

”何のお役にも立てませんでしたが”

 

の、この後、一人でどこ行っちゃうの???

 

切なすぎて、その後も出てくるかと期待したのに……一切出てこなかったよね。

 

もう私、この物語に思い入れ強すぎて、キャラ一人一人のラストが気になりすぎて草ですよ。

 

 

何度も言うけど、飛影……この後は、言と妲妃の二人の愛の巣を影ながら警護している、と思うことにする

 

(いやでも完全に両想いになった愛し合う二人の愛の巣を守るなんて、何の拷問か。そっちの方がキツいから、やっぱこれで良かったのかな。そういうことか。飛影は、妲妃のことを主人として尊敬しているなんて思った時期もあったけど、やっぱそこは恋心だったんだな。完全に主従関係が築けるなら、杏のようにラスト側にいてもいいけど、側にいないってことはやっぱ飛影の妲妃への想いは恋情だったんだな、と解釈)

 

 

 

 

▼その思いは王族特有のものなんですね

 

 

 

なんと、晴れやかな顔か、言。

 

そして小華もこころなしか昔のトゲがとれて、可愛い顔になってる気がする。

 

二人の新しい門出にふさわしい顔ですね。

 

そして

 

「父の息子として」

 

という言葉。

 

これは異なこと。

 

最初からあの先王の息子ではなかったか?

 

……これは、言わずもがな、王と王太子という関係では例え親子でも、我々のように気兼ねない付き合いはできなかったということなのでしょうね。

 

それは、我らが捨てられた皇妃でもそうだし、悪女の定義でもそうなんですよね。

 

なんか、王族同士でめっちゃアットホームなのも逆に驚きですよね。

 

ヤッホー言★元気にしとったかいね?

おお!父上(ダディ)!!久しぶりじゃのぅ♥

 

みたいな?

 

 

 

 

先代王にも会えて、「必ず一緒に暮らしましょう」言うてるけど、一緒に住んでるのかな?新居にそのような影はなかったように思うけど、一緒には住んでるけど別棟なのかな。新婚の二人と一つ屋根の下はちょっといろいろ気を遣いますよね。昔の家じゃ、声も丸聞こえでしょうし……ゴホン、失礼。

 

 

 

 

まぁ何はともあれ、言が吹っ切れてるようで良かったです。

 

そうそう。

 

ここまでいろいろあったんですよ本当に……もう語りつくせないよね、読んできた皆知ってると思うけど……

 

 

 

 

 

言が吹っ切ってくれて良かった。先代王が言のことを心配してるのも良かった。

 

この二人の顔を見たらもう、感無量でしょう。

 

 

 

 

でもここではまだ終わらない。いろんな伏線の回収がこれからです。はい。

 

 

 

 

 

 

 

▼あの日の再来

 
 
小華の娘、蓮華……まんま小華ですね。
完全に、まんま小華ですが、娘と同じように誕生日のプレゼントは何が良いかときく祖父に「宮に行きたい」と即答しています。
 
そんなところも小華にそっくり……
 
これは不穏だぞ?
 
「陛下がまた遊びにおいでって言ってたの!」
 
と楽しそうにおしゃべりして
 
「殿下も私と遊ぶのが一番楽しいって言ってたし……」
 
と、顔を赤くしています。
 
 
 
これは……心配ですねぇ
 
何が心配って……ねぇー?笑
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
◆128話
 
 
▼祖父の心配
 
この回で、すべての謎が、(ちょっとあっさりしすぎでしたが)解けましたよね。
 
先代王が小華の母のことを想っていただろうことは何となくお察しでしたし、太師(小華父)が、敏の母と浮気をしていたことは言わずもがな。
 
何か理由があるんだろうけど、小華父が悪いんだろうなっていう気はしてましたよね。
 
完全に、小華の父が悪い人でしたね。
 
この人が、夕華(小華母)の気持ちを信じられなかったが故に、夕華の心を傷つけて、小華も母親からの適切な愛情をうけられなかったんですね。
 
”次はお前の番なのか”
 
と心配する太師の心情はいかほどか。
 
太師の自信の無さがすべての元凶だったわけですし、蓮華のこともそりゃ心配ですよね。
 
 
”結局あの子も王妃にはなれなかった…”
 
 
と、妲妃のことをそんな風に思っているんですから。
 
でも、王妃になることが妲妃の最終目標じゃないの。
 
 
でも、もう大団円はすぐそこなんです。
 
小華と言は幸せになって、蓮華が生まれた。
 
次は、蓮華の時代には、両親(小華と言)に愛され、王子と仲良くして、良い関係のまま幸せな王妃になれるでしょう。
 
そう思うラストまであともう少しですね。
 
 
 
 
▼助平ぇな緋温陛下
 
 
今更だけど、まさか緋温が陛下になるとはね。
 
緋温派だった宮毒ガールズたちも、まさか、緋温を雪蘭にとられるとはね……(雪蘭、王妃になっていません
 
いやだって、そうじゃない?
 
言という初恋相手との両想いは叶わなかったけど、あのまま王妃になった雪蘭は、きっと王になった緋温と結婚したんだよね?
 
そしたら、蓮華は、緋温と雪蘭の息子と結婚させられるわけ?
 
いやー^^;
 
蓮華は幸せな王妃になれそうって書いたけど、やっぱあやしい^^;
 
雪蘭と緋温の子って聞いたら、あたしたち(読者)が良い気しないもん。笑
 
ごめん、やっぱ太師の心配の通りかもしんねーわwww
 
(いや太師の心配は別のところにあるのかもしれんよ?結局は、うちの女たちを先代王の血筋のものにとられてばかりだから嫌だ、とかね)
 
これはもう蓮華がヒロインの第二部があったとしても、かなり波乱万丈なものになりそうですね。いや、そっちはもうただただ甘いラブロマンスで十分です。
 
 
 
で、冒頭で少し触れましたが雪蘭の現在についてです。
 
雪蘭は緋温と共に王妃になったから、その後が描かれてないんでしょうね。
 
言と妲妃のラストはこれ以上ない大団円ですが、妲妃を差し置いて、雪蘭が王妃になるなんて……って思う気持ちが微塵もないわけじゃないもの。
 
そりゃ登場させられんわな。
 
私だって物語の性質上、ヒーローが言だから冷静に読めてるけど、かわいい緋温と雪蘭が結婚して子供まで設けてるなんて考えたら、実際、穏やかではない。
 
 
 
でも、ここでも雪蘭は可哀そうと言えなくもない。
 
それは、緋温の心にも本当は小華がいる、と思わせるシーンだからです。
 
心を病む前の可憐で無邪気でかわいかった小華を(今も可愛いけど)こうして思い描けるのですから。
 
幼い小華を「美しかった」なんて言って思い出してるの、ちょっとエロいよね。
 
まぁ雪蘭とは結婚したけど、夜な夜な言に抱かれる小華を想像しているとお察し。いやそういう風に私は解釈しました。笑
 
いやー、ここは雪蘭にも幸せになって欲しいから、緋温に心底愛されていて欲しい……って思える心優しい読者の方がいたら、ごめんなさい。いやピッコマ民はきっとそうは思わんだろうというのが私の見解ですが、どうだろう。
 
敏の幸せと雪蘭の幸せは、同じようには願えないと思うのだけど。
 
そうなると、やっぱ一番不憫な女は、雪蘭になるのかな。
 
 
 
 
*とか書いていますが、雪蘭、王妃になっていません。
お詫びと訂正記事はこちら
もうすでに読まれた方もいると思うので、記事はそのまま残しておきますが、何度も言いますが、雪蘭、王妃になっていません。
 
 
 
▼アンタ誰なのよってツッコミ入れるレベルで幸せな妲妃。感無量
 

 
 
 
信じられない。
あの妲妃が……
 
こんな妲妃の姿、誰が予想できただろうか。
 
そして、こんな可愛い顔の言、誰が予測できただろうか。
 
幸せすぎて、前が見えない。
 
しかも子供二人目。
 
幸せの雨嵐。
 
最近、そういうのあったな、なんだっけ。解散したあのグループですよ。いや、解散って言うと怒られる。活動休止ね。
 

 

 

こんなに幸せなのに、まだまだ最終回じゃないのよね。

まだまだ、あと2話あります。

 

ラストめっちゃ良い感じに終わってて、なんか感動しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

◆改めて感想

 

私が追っかけてた時は、この127話まで「待てば0円」だったのですが、いつの間にやら、『C』のマークが^^;

これは、課金の波にのまれる人、続出でしょうね。

だって絶対に課金しなきゃいけない(はずの)最後の3話も、今までと変わらずに「いいね」の数が溜まっていて、私よりも先に既に課金して読まれてる方の存在を知って嬉しくなりましたし。

 

やっぱ、そうだよなぁ……ここまで読んだら買うしかないよなぁ、と。

 

すぐにつき合ったり、いきなりイチャコラしたりしない。

これはちょっと大人の物語なのです。

 

まだ最終話まではあと1話……。

 

ああ、早く二人には幸せになって欲しいって、何百回も思ったよ。

この物語の素晴らしい大団円を見届けられて、嬉しい。

 

実際に王子と幼い頃から好き合っていて、それで側室なんかもとらずに一生一緒に幸せに生きようなんて思ったら、こういう結果になるのかもしれないなって思えます。

 

 

いやでも、緋温が雪蘭と子供を……

雪蘭が一番可哀そうとも思えるし、一番良いとこ持ってったな、とも思える。

 

うーん……^^;

 

 

*何度も言いますが、雪蘭、王妃になっていませんが、もうすでにご覧になった方もいらっしゃると思うので記事は残しておきます。訂正ページはこちら

 

 

閲覧ありがとうございました!!

あと2話お付き合いくださいm(__)m