9月15日(日)14時の回を観てきました。
場所は新宿御苑前にありますサンモールスタジオ。
今回で4回目の観劇になります。
13時30分過ぎに劇場に到着。
階段を降りて下の階へ。
入口でチケットの半券を切ってもらい中へ。
今回の席はC列の4番。
今回通路側にも補助席が設けられ超満席状態。
舞台上には中央に大広間に高価なソファー一式と右側の壁に親族で撮られた写真が飾られていて奥側に襖左側には襖の窓のような場所と柱、手前側には靴がいくつか置いてある庭のセットが組まれている。
14時5分過ぎ舞台の幕が上がる。
上演時間は約1時間50分でした。
初日公演の感想はこちらから
2回目の感想はこちらから
3回目の感想はこちらから
ここからはネタばれが含まれますのでまだ観ていない方、内容を知りたくない方は読まないで下さい。
※あらすじは文字数の関係上削除します。確認されたい方は前の回分をご覧ください。
3回観ての(前方での)今回は後ろ側という事で舞台全体が観られたところが良かったです。
初日と比べて全体的に出演者の方々がセリフを置いていくような(言葉をしっかり伝えている感じ)感じでセリフを掛け合っている印象が取れました。
佐季(福永マリカさん)のセリフでも間の取り方みたいな感じや表現方法が丁寧なやり取りだったのでその部分でも良かったと。
佐季のセリフが正論を言っていて家族達がうやむやにしている事柄にズバッと切り込むのはある意味スカッとするところも。←初演ではそれは感じなかったですけど…再演を観て感じた
家族の話ではあるんですけど現代社会でのパワハラ、セクハラ、モラハラな出来事も盛り込まれてていてそれに目をつむる人たちも描かれているのでただ単に家族の作品ではない考えさせられる作品でもあると思います。
純粋に生きたいでも周りから見たらその行動はおかしいと思ってしまう。
違った愛情の受け方をしていたらそうはならなかったように思います。
初演では初夏再演では秋という設定で舞台での音の演出(鈴虫?の声)が違っているのもその季節ならでは。
舞台セットもメインになる場所はそのままに色々と工夫がされているイメージでした。
美樹本家4兄妹のうち女性ではインパクトのある水町レイコさんと秋澤弥里さん。
水町レイコさん演じる美樹本春野は4兄妹の長女で謙人、一季、佐季の母親でもあり美樹本家を牛耳る存在。
他人を嫌い、血族だけは受け入れこの家に生まれて良かったと思っている。←若い頃は色々な男性と関係を持つ
父親でもある清造から暴力を受けていた。
精神的に病んでいるところもある。
初演では猫田直さんが演じていましたけど水町さんの春野役も存在感もあって雰囲気を壊す事なく演じていたのが印象的でした。
秋澤弥里さん演じる美樹本秋良は美樹本家4兄妹の次女で入り婿の保雄と結婚している。
色々な男性と関係を持っていたが保雄との子供が出来たが堕胎してしまう。
動物の死骸に極度な反応をみせる。
秋良も自分に流れている血に恨みを抱いているところも。
荒い口調だったりしますけどそうなってしまったのも美樹本家に生まれてしまったことが原因だと。
初演の時の冒頭での悲鳴は本当にびっくりしました。
保雄から暴力を振るわれているシーンも衝撃でしたね。
出演者の方々ありがとうごさいました。
9月18日(水)まで上演していますので気になる方は是非。←前売りは全て完売(当日券はキャンセル待ちのみとなります)
最後まで読んでいただいた方もありがとうございます(o^∀^o)