9月8日(日)14時の回を観てきました。







場所は新宿御苑前にありますサンモールスタジオ。








作品は鵺的旗揚げ十周年記念第十二回公演『悪魔を汚せ【再演】』






福永マリカさんが出演していたので観てきました。






今回で2回目の観劇になります。






13時30分過ぎに劇場に到着。






階段を降りて下の階へ。






入口でチケットの半券を切ってもらい中へ。






今回の席はA列の5番。




初日の時にはなかったんですけどA列の前にX列が出来ていて。←おそらく当日券の人たちの席




2列目の左側よりの席でした。






舞台上には中央に大広間に高価なソファー一式と右側の壁に親族で撮られた写真が飾られていて奥側に襖左側には襖の窓のような場所と柱、手前側には靴がいくつか置いてある庭のセットが組まれている。





14時過ぎ舞台の幕が上がる。





上演時間は約1時間50分でした。





初日公演の感想はこちらから




ここからはネタばれが含まれますのでまだ観ていない方、内容を知りたくない方は読まないで下さい。




美樹本秋良(秋澤弥里さん)が庭で猫が殺されているのを発見する。



そこに居合わせる美樹本夏彦(斉藤悠さん)美樹本笙子(高橋恭子さん)美樹本保雄(杉木隆幸さん)。




猫は誰が殺したかという事で話がされる中、一方で美樹本謙人(祁答院雄貴さん)美樹本一季(秋月三佳さん)美樹本佐季(福永マリカさん)が別室で猫を殺したのは自分だと話す佐季。




途中庭先に紙に包まれた石が投げつけられる。




紙には『猥』という文字が。




美樹本製薬会社の当主が亡くなりその告別式を終え親族たちが集められ美樹本製薬会社本部長の御子柴徹(池田ヒトシさん)が会社宛てに怪文書が届いたことを告げる。




その内容を知るのは御子柴と夏彦だけだったのだが…





初日は中央席でしたが今回は左寄りの席だったのでより左側でのシーンは見やすいかったです。←佐季が死んだ猫を触るシーンで座っているところは前の席の影響で見づらい感じでしたが






ラスト佐季が一季と電話でやり取りするシーンは感情のぶつかり合う表情がしっかり観れました。






マリカさんの感情的なシーンや目を左右に動かして話すシーンは動きもさることながら表現力も見応えがあって中盤の語りのシーンではそれが前面に出ていていて個人的にはあのシーンが好きだったりします。





初演で初めて観た奥野亮子さんと高橋恭子さん。





この作品がきっかけで奥野さん出演作品や高橋さんが所属しているチタキヨの作品などを観るようになって。





個人的にこの2人に共通する事って不幸な女性役が多いというところなのかと。





それぞれ魅力的な方々ではあるので舞台に立っただけで絵になる方々だと思います。





奥野亮子さん演じる美樹本冬子は美樹本家の三女でもあり会長でもある清造と愛人(北見芳恵)に産ませた子供なので他の三兄妹とは腹違いの兄妹。




美樹本家に怨みを持っているが長男でもある夏彦には金銭面で援助してもらっていた事もあり夏彦だけには感謝している。




清造との間に出来た息子が石を庭に投げつけていた犯人。





冬子から美樹本家の恨みつらみを聞かされていた事もあり行動に出ていたと思われる。





出演も後半に登場して初演の時にも奥野さんの演技をもう少し観てみたかったと思っていた女優さん。




不幸を背負ったあの何とも言えない雰囲気が印象深かった事を覚えています。





高橋恭子さん演じる美樹本笙子は美樹本夏彦の妻であり周囲からの仕打ちにも耐えながら悪い顔一つしない聖母のような存在の役柄。




一季とは性格的にも気の合う唯一の存在。





秋良の夫でもある保雄が以前から好きだった人物でもある。





夏彦との子供を欲しがっているが後半で夏彦と笙子は血の繋がりがある事を知る。





最後は御子柴からこの家から立ち去った方がいいと言われ一季を自分の実家で暮らさないかと誘うが…それを聞いていた佐季にテープでぐるぐる巻きにされ部屋に取り残される家に火をつけた一季はその後佐季より聞かされる。




初演ではなかった落書き(顔にアホと書かれていたりバカボンの落書き?も)があったり左目の部分だけが見える感じもゾクッとする感じでしたね。





出演者の方々ありがとうごさいました。






9月18日(水)まで上演していますので気になる方は是非。←前売りは追加公演以外完売(当日券は日によって出る場合も)






最後まで読んでいただいた方もありがとうございます(o^∀^o)