墓じまい | てくてく日記

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日頃の出来事を徒然に

 

梅雨入り早々に大雨となった、先日日曜雨

 

 

まだまだ布団に気持ちを残しつつ何とか起きて車に乗り込み

 

 

 

 

 

窓に叩きつける大きな雨粒にひるみながら

 

 

 

 

 

 

助手席ですぐさま寝倒して走り続けること、約2時間車

 

 

 

 

そろそろ起きる?

 

トイレ休憩を取ったダンナにそう声を掛けられて目を覚まして向かった先は

 

 

 

 

 

異世界だった(←違う)

 

 

 

あ、いや、別に加工している訳じゃないんですけどね。

 

紫陽花だぁ~~!! なんて言いながら走っている車の中から写真を撮ったら、なぜか空の色が妙なことに。

 

 

 

 

 

本当の空色は、こんな感じ。

 

 

まあ、どちらにせよ…な空模様だし。

 

車窓からの疾走感は半端ないですけど。

 

 

 

 

 

出発した時の雨はなんとか上がり

 

 

 

 

 

 

山を越えて谷を走り向かっていたのは、ダンナの実家の墓じまい法要のためで。

 

 

 

 

 

山陰地方のこれまた山の中にある、義実家の実家。

 

かつては6人家族で賑やかに住んでいたお義父さんの実家は、今はもう誰も住まない空き家状態になっていて。

 

 

え?

ここ上がってくの??

 

 

なんていう、市道の先のこれまた先に続く山の斜面を切り開いて暮らしていた2軒だけの集落の、その旧義実家の裏に建てられたお墓をめぐり、親族間で検討を始めて頂いて数か月。

 

 

 

 

 

大病による大手術に加え、脳腫瘍の大手術をも経験し。
 
それでも頑張って押し車で歩き、自宅での生活を続けているお義父さん。
 
墓守であるそんな長男(お義父さん)さんの様子を慮ったか、他弟妹からの反対も無く、とんとん拍子に墓じまいの話が進み。

 

地元の石材店さんに取り計らって頂いて、お骨を永代供養先の菩提寺に移そうというその大事な法要の日が、まさかの警報発令下の大雨の中となり雨雨雨

 

 

 

 

 
 
これならまぁ… なんて言いながら、義実家ご親族が集まる旧家に到着したのは、約束時間をちょっと回った9時40分頃で時計
 
 
もはや扉を開けることも出来ない旧家の軒先で おかえり~! と声を掛けてくれたお義母さん達に挨拶し。
 
 
今ならねぇ
 
ほんとよねぇ
ご院家さん、早く来てくれんかなぁ~
 
なんて言いながら、皆でソワソワと空を見上げ目
 
 
 
おはようさん~ と、時間ぴったりに来られたご院家さんの到着を待っていたかのように、残念無念な雨粒が…ガーン
 
 
 
 
お墓とご院家さんは、石材店さんが張って下さったターフの下で守られていましたが。
 
山の斜面に建っているそのお墓には、お義父さんはもはや行くことも叶わなくて。
 
お墓を見上げる平地部分ギリギリのところで、押し車の座面に座って傘を差して濡れそぼるお義父さんのそばに立ち、足場の悪いお墓回りに集まる他親族皆さんを見上げる私。
 
 
 
 
そんな私は、いつものカジュアルオケ演奏黒服に、足元しっかり守るための長靴スタイルで向かいましたが。
 
他皆さんはきちんと喪服を着用し、女性陣はストッキングにパンプススタイル。
 
いつもながら、綿100%しか着る気の無い、やる気無し子ですみません~という感じでしたけど。
 
 
 
 
この雨の中、法衣に袈裟をまとわれるご院家さんは大変なんじゃ…と心配していたら。
 
院家さんは、めっちゃ動きやすそうなデニム生地の作務衣の上に、これまためっちゃ涼しそうな黒いカジュアルな袈裟という、誰より快適な格好で現れて。
 
更にその足元は、素足に色物スニーカー。
 
しかも、かかとを踏んだスリッポン状態でスニーカー
 
 
 
 
もう、誰よりカジュアル!
 
何なら、私の上をいく!!
 
 
 
ワオ!!
 
叫び
 
 
 
 
 
それでいいんか…という想いを皆それぞれ飲み込んで。
 
これ以上雨足が強まらぬうちに…とただそれだけを願いつつ、いつ蛇が出てきてもおかしくない山間斜面のお墓の周りでひととおりの儀式を終え。
 
 
 
 
ほいなら、わしはお寺で待ってますからな と身軽にひょいひょいと去って行ったご院家さんを見送りつつ、押し車のお義父さんを車に乗せようと四苦八苦しているところへ、これまた無念の大雨が…ガーン
 
 
 
 
 
カメ    雨    ぶーぶー    雨
 
 
 
 
その後皆でお寺に異動し、クールビズなカジュアル軽装に白足袋加わったご院家さんと共に法要を務め。
 
ご院家さん以外の全員がマスク姿で臨んだ、コロナ禍以降すっかり定着したスタイルに従い、法要後の会食は、喪主である義実家が準備して下さっていた振る舞い弁当となり。
 
 
 
お義母さん、法要の日は大雨予報だけどどうする?
 
いや、でも、もう仕出し屋に弁当頼んだから
あれはもうキャンセル出来ないから…
 
そうなんだぁ~
 
 
 
 
なんて言ってた、お義母さん肝いりのお弁当。
 
 

 

 

これまた寝ている間に到着していた、帰路途中の道の駅の駐車場内で お腹空いたよねぇ~ なんて言いながら広げてみたら。

 

 

 

 

 

 

わぁ!!

鮎入りだ!!

めっちゃ豪華だビックリマークビックリマーク

 

 

 

 

 

 

さすが高齢者向けだねぇ

肉物が何もないねぇ

 

ほんとだ~

すっごいねぇ~!!

海の幸尽くしだねぇ~~アップアップ

 

 

 

 

朝食もそこそこに早朝から出発した空腹も相まって、この豪華お弁当を2人ありがたく完食し割り箸

 

 

 

 

 

 

今だ!

今出発すれば!!

 

いやいやいや、また大雨降って来た~~
 

なんとひっどいことよのぉ~

 

 

 

お寺での法要後も、そんなやり取りを何度も繰り広げることとなったこの日。

 

 

 

 

絶対誰かが何か持ってる

絶対誰かが、雨男か雨女なんだ

 

 

大雨警報発令の最悪な天気の中でハンドルを握ることとなり、ブーブー文句を言っていたダンナ。

 

 

さすがにちょっと休むかぁ~ と、途中のSAで仮眠を取りつつのんびり走り車

 

 

 

 

 

 

お弁当と一緒に振舞われたお茶菓子と。

 

 

 

 

 

これ、うちのブルーベリー

まあ、食ったんさい

 

そう言って持たせてくれた、義弟くんが育てるブルーベリーのお土産を頂いて、帰って参りましたブルーベリー

 

 

 

 

 

まだ、残された墓石の撤去等の作業はありますが。

 

とりあえず、大きな懸案事項だった義実家墓じまいは無事終了。

 

 

 

後は、旧義実家をどうするか。

 

そして、義両親亡き後の、現義実家をどうするか。

 

 

 

まだまだ考えねばならないことは、山積みです困る

 

 

 

 

 

久しぶりの実家

 

なぁんて言いつつ

 

よく考えたら

私はコロナ禍以降

義実家には行っておらず

 

お義父さんのお見舞いも

その後の法要も

いつも現地集合現地解散で

最後に義実家に入ったのは

なんと7年前にまで遡り時計

 

 

 

 

 

いや~

 

これまた時代なんですかねぇカメ

 

 

 

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