サムライブルーがやって来た、先日火曜日。
その直前まで、我が家には大事なお客様がいらしてまして。
来てくれたのは、依頼を受けている年明け他団体さんの演奏会に、一緒に打楽器をトラ参加して下さることになっているお仲間さんで。
人数集まらない~ と試行錯誤した数か月を経て、このたびようやくメンバーが固まり。
改めて、正式な割り振り相談しよう。
でもその前に、彼女と一度会っておかなくては…とお越し頂くことになり。
この方は、私が結婚前に在籍していた一般吹奏楽団で一緒に打楽器を演奏していたかつてのお仲間さんで。
私が結婚を機に退団して以降、年賀状のやり取りは続いていたものの、これまでずっとお会いする機会が無く。
ということは…?と指折り数えてみたところ、彼女と会うのは何と、30年振りになっていて。
しばらくして彼女は結婚し、お嬢さんをもうけられ。
ママさんブラスに入団して打楽器復活する傍らで、ハンドメイド雑貨を作ってフリーマーケットで販売していること。
そしてなんと、我が家のマンション近くに転居してきて、なんな~くなご近所さんになったこと!
親子三人の仲睦まじい写真年賀状に添えられた近況報告と共に
私たち、なんとなく似たようなことをしてますよね~!
なんて、当時と変わらぬ距離感で知らせてくれてはいたのですが。
それでもなお、互いに接点なく年月が過ぎてしまって
そんな中で受けた、今回の打楽器トラ依頼。
コロナ禍中にオケ退団してしまった初代相方さん不在の中、どうやってメンバーを集めれば…と思案した末
出来たら一緒にトラ演奏してもらえませんか?
お手数ですが、こちらまで一度ご連絡頂けたら…
住所しか知らない彼女に向け、スマホやLINEなどの連絡先を入れた名刺を同封した怪しい手紙を送ったところ、速攻でLINE返信してくれて。
〇〇さ~ん!
お久しぶりです~~!!
と、当時のまんまの電話が掛かって来た
私が在籍当時、まだピチピチとした大学生さんだった彼女。
あの頃、他打楽器メンバーとしては、私と彼女の他に、産休後そのまま幽霊団員化されていた年長女性と、私と同い年の男性団員、そして当時高校生だった女の子に続き。
爽やかな笑顔と共に元気よく入団してきて、数度の演奏会を経てこれまた爽やかに異動退団してしまった海上自衛隊くんと、
短大3人組で入団してきた、可愛らしい女の子と。
総勢7名の大御所打楽器として、一時は賑やかに活動していたのですが。
私の退団後、それぞれがそれぞれの事情で楽団を去り。
そして、私にとっても彼女にとっても、今なお連絡を取り合っている当時の楽団員はお互いだけになってしまっていて。
そんな中、突然の怪しいお願いにも関わらず、速攻で返信をくれ、気持ち良く参加を決断してくれた彼女さん。
お久しぶり~! に続く互いの近況報告は、それぞれに えぇぇぇ??? な出来事の連続で。
えぇぇぇぇ???
そんな中で参加してくれているの???
えぇぇぇぇぇ??
いろいろ大丈夫
大丈夫ですぅ~
うちのママブラスの活動も続けてますしぃ~~
それより、○○さんこそ、お身体大丈夫なんですか
なぁんて話が盛り上がり。
肝心の割り振り相談がなかなか始まらない
あ、なんか、時間ばかり取っちゃって!
すみません~
今日って試合何時ですか?
大丈夫よ
今日はこういう話をする日だから~
そんなこんなで、ようやく本来の話題に戻り(←)
楽譜を広げて割り振り相談をして、彼女が希望する、2人での合わせ練習のスケジュールをざっと確認してお別れし。
今を遡ること13年前。
この楽団打楽器メンバーさんの「高校生さん」に、うちのオケの打楽器トラとして手伝ってもらったことがあり。
この時も、音楽仲間ってありがたいなぁ~と思いながら演奏させて頂きましたが。
今度は30年振りとなる、再びの夢の共演となる訳で。
それぞれに歳を重ね、親を見送り、身体の不調と闘いながら打楽器演奏を続けてきて。
そしてこうして再会して、また再び同じ本番舞台に立つことになるだなんて。
本当に夢のようです。
いい演奏が出来るよう、頑張らなくっちゃね~
いろいろ寄り道しながらも
音楽という一本道を
歩み続けてきたことに
大きなご褒美頂いているような
今回の再会
ここまで踏ん張って来た自分!
本当に、えらい~